デザイン 2026.01.01

スマホでボタンが押しにくくて離脱される!タッチUI最適化で操作性3倍改善術

約7分で読めます

スマホサイトでボタンが小さすぎて押せない、誤タップで離脱される...そんな悩みを解決するタッチUI最適化テクニックを実案件ベースで解説します。

こんな悩みありませんか?

「スマホサイトのお問い合わせボタンが小さくて押しにくい」「商品購入ページで間違ったボタンを押してしまう」「操作しづらくて途中で諦められてしまう」

このような声、Web担当者の方からよくお聞きします。実際、Googleの調査によると、タッチしづらいボタンが原因で61%のユーザーがサイトを離れるというデータもあります。

神奈川でWeb制作を20年以上手がけてきた弊社でも、「スマホからの問い合わせが全然来ない」というご相談を多数いただいており、その多くがタッチUI(ユーザーインターフェース)の問題でした。

今回は、実際のクライアント事例をもとに、操作性を劇的に改善するタッチUI最適化の具体的な手法をお伝えします。

実案件で判明した「押しにくいボタン」の3大問題

ある製造業のクライアント様から「スマホからの資料請求が月に2件しかない」とご相談いただきました。サイト分析を行うと、以下の問題が浮き彫りになりました。

1. ボタンサイズが44px未満

最も多い問題がこれです。Appleのヒューマンインターフェースガイドラインでは、タッチターゲットの最小サイズを44px × 44pxと定めています。しかし、多くのサイトでボタンサイズが30px程度しかありませんでした。

/* 改善前:押しにくいボタン */
.button-small {
    width: 120px;
    height: 30px;
    font-size: 12px;
}

/* 改善後:タッチしやすいボタン */
.button-optimized {
    min-width: 120px;
    min-height: 44px;
    padding: 12px 20px;
    font-size: 16px;
    line-height: 1.4;
}

2. ボタン同士の間隔が狭すぎる

「送信」ボタンと「クリア」ボタンが5pxしか離れておらず、誤タップが頻発していました。ボタン間は最低8px、できれば16px以上空けることが重要です。

3. テキストリンクが指で隠れる

「詳細はこちら」のようなテキストリンクが小さすぎて、タッチ時に指で文字が隠れてしまい、正確にタップできない状況でした。

操作性3倍改善を実現した具体的な対策

タッチターゲットの最適化

/* スマホ向けボタンの基本設定 */
@media (max-width: 768px) {
    .cta-button {
        min-height: 48px; /* より安全な48px */
        min-width: 140px;
        padding: 14px 24px;
        margin: 8px 0;
        border-radius: 8px;
        font-size: 16px;
        font-weight: 600;
        letter-spacing: 0.5px;
        /* タッチフィードバック */
        transition: all 0.2s ease;
    }
    
    .cta-button:active {
        transform: scale(0.98);
        opacity: 0.8;
    }
}

誤タップを防ぐレイアウト設計

/* ボタングループの間隔調整 */
.button-group {
    display: flex;
    flex-direction: column;
    gap: 16px; /* 十分な間隔 */
    align-items: center;
}

@media (min-width: 480px) {
    .button-group {
        flex-direction: row;
        justify-content: center;
        gap: 24px;
    }
}

スマートなタッチエリア拡張

小さなアイコンボタンでも、見た目を変えずにタッチエリアを拡張する技術です:

/* アイコンボタンのタッチエリア拡張 */
.icon-button {
    position: relative;
    width: 24px;
    height: 24px;
}

.icon-button::before {
    content: '';
    position: absolute;
    top: -12px;
    left: -12px;
    right: -12px;
    bottom: -12px;
    /* 見えないタッチエリア(48px × 48px) */
}

よくある失敗パターンと対処法

実装時によくある失敗事例もご紹介します。

失敗例1:ボタンを大きくしすぎる

「大きければ良い」と思い込み、画面の半分を占めるようなボタンを作ってしまうケースです。適切なサイズは画面幅の70%以下に抑えましょう。

失敗例2:すべてのボタンを同じサイズにする

主要なCTAボタンと補助的なボタンが同じサイズだと、ユーザーが迷ってしまいます。重要度に応じたボタン階層を作ることが大切です。

/* プライマリボタン */
.btn-primary {
    min-height: 48px;
    background: #007bff;
    color: white;
    font-weight: 600;
}

/* セカンダリボタン */
.btn-secondary {
    min-height: 40px;
    background: transparent;
    border: 1px solid #6c757d;
    font-weight: 400;
}

改善効果の測定方法

前述のクライアント様では、改善後3ヶ月で以下の成果が出ました:

  • 資料請求数:月2件 → 月7件(3.5倍増)
  • 問い合わせ完了率:15% → 45%(3倍改善)
  • ページ滞在時間:1分30秒 → 2分45秒

改善効果は以下の指標で測定できます:

  • Google Analyticsの「イベント」でボタンクリック率を追跡
  • ヒートマップツールでタッチエリアの使用状況を確認
  • フォーム分析で途中離脱率をモニタリング

今日から始められる3つのアクション

1. 現在のボタンサイズをチェック

Chromeの開発者ツールで、主要ボタンのサイズを測定してください。44px未満のボタンは要改善です。

2. スマホ実機でのテスト

実際にスマートフォンで自社サイトを操作し、「押しにくい」と感じる箇所をリストアップしましょう。

3. 段階的な改善実施

一度にすべてを変更せず、最も重要なCTAボタンから順次改善していくことをおすすめします。

まとめ

タッチUI最適化は、技術的な知識よりも**「ユーザーの立場に立った思考」**が何より重要です。神奈川の弊社では、Laravel、WordPress、Next.jsといった様々な技術で、こうした細やかなUI改善を数多く手がけてきました。

「自社サイトのスマホ操作性を改善したい」「具体的な改善提案が欲しい」という場合は、お気軽にご相談ください。現状分析から改善提案まで、実践的なサポートをいたします。

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