「なんとなく素人っぽく見える」企業サイトの悩みを解決。20年の実績から厳選した、見た目の印象を劇的に変える5つのポイントを実例付きで解説します。
こんな悩み、ありませんか?
「ホームページを作ったものの、なんとなく素人っぽく見える」「競合他社と比べて見劣りしてしまう」「プロっぽいデザインにしたいけど、何を変えればいいかわからない」
このような声を、横浜でWeb制作を手がける私たちFivenine Designは、この20年間で数多く聞いてきました。実は、プロっぽく見えるサイトと素人っぽく見えるサイトの違いは、決して高額な制作費や特別な技術ではありません。
今回は、中小企業のサイトでよく見られる「素人っぽさ」の原因と、それを解消する5つの具体的なポイントをお伝えします。
1. 統一感のないカラーパレットを整理する
よくある失敗例
あるクライアントの製造業企業では、初回のサイトで「赤、青、緑、黄色」など10色近くの色が使われていました。「目立たせたい」という思いから、重要な部分ごとに違う色を使った結果、全体がバラバラな印象になっていたのです。
解決策:3色ルールの適用
私たちが提案したのは、メインカラー1色、サブカラー1色、アクセントカラー1色の3色に絞ることでした。
/* カラーパレットの例 */
:root {
--primary-color: #2563eb; /* メインカラー:ブランドを表す色 */
--secondary-color: #64748b; /* サブカラー:テキストやボーダー */
--accent-color: #f59e0b; /* アクセントカラー:CTAボタンなど */
--neutral-bg: #f8fafc; /* 背景色 */
}
.btn-primary {
background-color: var(--primary-color);
border-color: var(--primary-color);
}
.btn-accent {
background-color: var(--accent-color);
border-color: var(--accent-color);
}
結果
リニューアル後、「信頼できそうな会社だと思って問い合わせました」という声が増え、月間問い合わせ件数が40%アップしました。
2. フォントサイズとスペーシングを見直す
「詰め込みすぎ」が招く素人感
中小企業のサイトでよく見られるのが、「できるだけ多くの情報を載せたい」という思いから、文字を小さくし、余白を削ってしまうケースです。
解決策:読みやすさを優先したタイポグラフィ
/* 読みやすいフォント設定 */
body {
font-family: 'Hiragino Sans', 'ヒラギノ角ゴシック', 'Yu Gothic', '游ゴシック', sans-serif;
font-size: 16px;
line-height: 1.7;
letter-spacing: 0.05em;
}
h1 {
font-size: 2.5rem;
margin-bottom: 1.5rem;
}
h2 {
font-size: 2rem;
margin-bottom: 1rem;
margin-top: 3rem;
}
p {
margin-bottom: 1.5rem;
}
/* 適切なセクション間の余白 */
.section {
padding: 4rem 0;
}
実際の改善事例
士業のクライアントでは、16px未満の小さな文字で情報を詰め込んでいましたが、フォントサイズを16px以上に統一し、行間を1.7倍に設定したところ、サイト滞在時間が2.3倍に伸びました。
3. アマチュア感のある画像を質の高い素材に変更
よくある画像の問題点
- 解像度が低くぼやけている
- スマートフォンで撮影した手ブレ写真
- 統一感のない無料素材の寄せ集め
- 古いデジカメで撮った色味の悪い写真
プロ仕様の画像準備のコツ
<!-- レスポンシブ画像の実装例 */
<picture>
<source media="(min-width: 768px)" srcset="hero-desktop.jpg">
<source media="(min-width: 480px)" srcset="hero-tablet.jpg">
<img src="hero-mobile.jpg" alt="企業イメージ画像" loading="lazy">
</picture>
私たちがクライアントにおすすめしているのは:
- 統一感のある高品質な有料素材(Adobe Stock、Shutterstockなど)
- プロカメラマンによる撮影(年に1回でも大きな差が出ます)
- 適切なサイズでの書き出し(Web用に最適化)
注意すべきポイント
画像選びでよくある失敗は、「外国人モデルばかりの素材」を日本の中小企業サイトで使うことです。ターゲット顧客が親しみを感じられる画像選びが重要です。
4. ナビゲーションとレイアウトの整理整頓
混乱を招くナビゲーション
ある建設会社のクライアントでは、メニュー項目が12個もあり、どこに何があるかわからない状態でした。
解決策:7±2の法則を適用
人間が同時に認識できる項目数は7±2個と言われています。メニュー項目を5〜7個に絞り、階層化しました。
<!-- わかりやすいナビゲーション構造 */
<nav class="main-nav">
<ul>
<li><a href="/">ホーム</a></li>
<li><a href="/about/">会社概要</a></li>
<li><a href="/services/">サービス</a>
<ul class="sub-menu">
<li><a href="/services/consulting/">コンサルティング</a></li>
<li><a href="/services/development/">システム開発</a></li>
<li><a href="/services/maintenance/">保守・運用</a></li>
</ul>
</li>
<li><a href="/case-studies/">導入事例</a></li>
<li><a href="/contact/">お問い合わせ</a></li>
</ul>
</nav>
レイアウトの改善ポイント
- 重要な情報は画面上部に配置
- CTAボタンは目立つ位置に設置
- モバイルファーストデザインで設計
5. 信頼性を高めるコンテンツの充実
「薄い」コンテンツが与える印象
素人っぽく見えるサイトの特徴として、「会社概要がたった3行」「サービス説明が曖昧」「実績の掲載なし」といった情報の薄さがあります。
信頼性を高めるコンテンツ要素
- 代表者の顔写真と詳しいプロフィール
- 具体的な実績数値(「取引実績500社以上」など)
- お客様の声・導入事例
- 資格・認定の明示
- 会社の歴史・沿革
実装のコツ
お客様の声は、単なるテキストだけでなく、できれば:
<div class="testimonial">
<div class="client-info">
<img src="client-photo.jpg" alt="お客様写真">
<div class="client-details">
<h4>田中様</h4>
<p>製造業・代表取締役</p>
</div>
</div>
<blockquote>
「導入後、作業効率が30%向上し、年間200万円のコスト削減を実現できました。」
</blockquote>
</div>
このように、写真と具体的な数値を含めることで説得力が格段に上がります。
まとめ:今すぐできる第一歩
今回ご紹介した5つのポイントは、どれも特別な技術や高額な費用は必要ありません。まずは現在のサイトで使っている色数を数えて、3色以内に絞ることから始めてみてください。
私たちFivenine Designでは、これらの改善ポイントを含めたサイト診断を無料で行っています。「自社サイトのどこを改善すべきかわからない」「具体的な改善方法を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。
20年の経験で培ったノウハウを活かし、あなたの会社の信頼性向上とビジネス成果につながるサイトづくりをお手伝いします。