デザイン 2025.11.22

スマホで見づらいサイトを改善!モバイルUX向上の実践チェックリスト

約6分で読めます

スマホでのサイト離脱率にお悩みではありませんか?実案件で効果を実証したモバイルUX改善の具体的な手法とチェックリストをご紹介します。

スマホサイトでよくある「困った」体験、ありませんか?

「スマホでサイトを見ると文字が小さくて読めない」「ボタンが押しにくい」「表示が遅くてイライラする」

こんなお悩みをお持ちの企業様は多いのではないでしょうか。実際に弊社にご相談いただく中小企業の約7割が、モバイルでの離脱率の高さに頭を抱えています。

横浜でWeb制作を20年以上手がけてきた弊社Fivenine Designが、実案件で効果を実証したモバイルUX改善の実践的なチェックリストをお教えします。

実際のクライアント事例:モバイル改善で問い合わせが3倍に

先日、横浜の建設会社様から「スマホで見ると使いにくい」とのご相談をいただきました。調査してみると、以下のような問題が見つかりました。

  • ボタンのタップエリアが小さすぎる(32px未満)
  • テキストサイズが12px以下で読みにくい
  • 画像の読み込みが遅く、表示に3秒以上かかる

改善後、モバイルからの問い合わせが3ヶ月で約3倍に増加。特に若い世代からの反響が大幅に向上しました。

今すぐ確認!モバイルUX改善チェックリスト

1. タップしやすさの改善

問題:ボタンが小さくて押しにくい

モバイルでのタップターゲットは最低44px×44pxが推奨されています。

/* 改善前 */
.button {
  width: 24px;
  height: 24px;
  padding: 4px;
}

/* 改善後 */
.button {
  min-width: 44px;
  min-height: 44px;
  padding: 12px 16px;
  /* タップエリアを十分に確保 */
}

結果:「ボタンが押しやすくなった」というユーザーフィードバックが増え、コンバージョン率が20%向上したケースがあります。

2. 読みやすいテキストサイズ

問題:文字が小さくて読めない

モバイルでの基本フォントサイズは16px以上が理想です。

/* 改善前 */
body {
  font-size: 12px; /* 小さすぎる */
}

/* 改善後 */
body {
  font-size: 16px;
  line-height: 1.6; /* 行間も重要 */
}

/* 見出しはより大きく */
h2 {
  font-size: 24px;
}

3. 画像の最適化

問題:画像の読み込みが遅い

レスポンシブ画像とWebP形式の活用で表示速度を大幅改善できます。

<!-- 改善後:レスポンシブ画像 -->
<picture>
  <source media="(max-width: 768px)" srcset="image-mobile.webp">
  <source media="(min-width: 769px)" srcset="image-desktop.webp">
  <img src="image-fallback.jpg" alt="説明文" loading="lazy">
</picture>

4. フォーム入力の改善

問題:入力しにくいフォーム

<!-- 改善前 -->
<input type="text" placeholder="電話番号">

<!-- 改善後:適切なinput type指定 -->
<input type="tel" 
       placeholder="090-1234-5678" 
       autocomplete="tel"
       pattern="[0-9]{2,4}-[0-9]{2,4}-[0-9]{3,4}">

**結果:**フォーム完了率が40%向上した事例があります。

よくある失敗パターンと注意点

失敗例1:ハンバーガーメニューの誤用

「メニューを隠せば見た目がスッキリする」と考えがちですが、重要なナビゲーションまで隠してしまうと、ユーザーが迷子になる原因となります。

**解決策:**主要なページへのリンクは常に見える位置に配置し、ハンバーガーメニューは補助的な項目に使用する。

失敗例2:過度なアニメーション

見た目を華やかにしようとアニメーションを多用すると、表示速度が遅くなり離脱率が上がります。

**解決策:**アニメーションは控えめに。ユーザビリティを損なわない範囲で使用する。

パフォーマンス測定の実践方法

改善効果を測定するため、以下のツールを活用しましょう:

  • Google PageSpeed Insights:表示速度とUXの総合評価
  • Google Analytics 4:モバイル流入とコンバージョン率の追跡
  • Search Console:モバイルユーザビリティの問題検出
// Core Web Vitalsの測定コード例
const observer = new PerformanceObserver((list) => {
  for (const entry of list.getEntries()) {
    if (entry.entryType === 'largest-contentful-paint') {
      console.log('LCP:', entry.startTime);
    }
  }
});
observer.observe({entryTypes: ['largest-contentful-paint']});

段階的な改善アプローチ

フェーズ1:緊急度の高い問題(1週間以内)

  • タップターゲットサイズの調整
  • フォントサイズの改善
  • 画像圧縮

フェーズ2:中期的な改善(1ヶ月以内)

  • レスポンシブデザインの最適化
  • フォームのユーザビリティ向上
  • 表示速度の最適化

フェーズ3:長期的な改善(3ヶ月以内)

  • PWA化の検討
  • A/Bテストの実施
  • 継続的なパフォーマンス監視体制の構築

まず何から始めるべきか?

  1. 現状把握:Google PageSpeed Insightsでモバイルスコアを確認
  2. 優先順位づけ:上記チェックリストで問題個所を特定
  3. 段階的改善:緊急度の高いものから順次対応

モバイルUXの改善は一度にすべて行う必要はありません。重要なのは継続的な改善です。

**技術的な実装でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。**横浜の地域密着型Web制作会社として、20年以上培ってきた経験で、あなたのサイトのモバイルUXを確実に改善いたします。Laravel、WordPress、Next.jsといった最新技術を駆使し、ビジネス成果に直結するモバイル対応をご提案します。

この記事をシェア