ビジネス 2026.01.03

年末年始のWebサイト緊急トラブル対応マニュアル|休業中でも安心の事前準備

約8分で読めます

年末年始の長期休業中にWebサイトがダウンしたら?20年の実績から生まれた緊急時対応マニュアルで、事前準備から復旧手順まで徹底解説します。

「年末年始にサイトが止まったらどうしよう...」そんな不安はありませんか?

年末年始の長期休業を控え、こんな心配をされているWeb担当者の方も多いのではないでしょうか。

  • 休業中にWebサイトが突然アクセスできなくなったら?
  • ECサイトが止まって売上機会を逃したら?
  • 問い合わせフォームが動かず顧客を逃したら?
  • 自社に技術者がいないのに緊急対応できるのか?

横浜でWeb制作を20年以上手がけてきた私たちFivenine Designでも、年末年始の緊急対応依頼は毎年必ずあります。しかし、事前の準備さえしっかりしておけば、慌てることなく迅速に対応できるのです。

年末年始にWebサイトトラブルが多発する理由

アクセス集中による負荷増大

あるクライアント様のECサイトでは、年末セール期間中に通常の5倍のアクセスが集中し、サーバーがダウンしました。普段は問題のないサーバー環境でも、急激な負荷増大には対応できなかったのです。

結果として:

  • 3時間のサイト停止で約200万円の機会損失
  • 復旧作業に緊急料金が発生
  • 顧客からの信頼度低下

サードパーティサービスの計画メンテナンス

年末年始は多くのサービスプロバイダーがメンテナンスを実施します。決済システム、CDN、クラウドサービスなど、Webサイトを支える様々なサービスが一斉にメンテナンスに入ることがあります。

事前準備チェックリスト|12月中旬までに完了させるべき項目

1. 監視体制の構築

基本的な死活監視の設定

まずは最低限の監視体制を整えましょう。無料ツールでも十分効果的です。

# crontabで5分ごとにサイトの生存確認
*/5 * * * * curl -f https://yoursite.com/ > /dev/null 2>&1 || echo "Site down at $(date)" | mail -s "URGENT: Site Down" [email protected]

より高度な監視には、UptimeRobotやDatadogなどのサービスを活用することをお勧めします。

2. バックアップの完全性確認

WordPressの場合

// wp-config.phpでデータベースバックアップの自動化
define('AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true);
define('WP_AUTO_UPDATE_CORE', false);

// バックアップ取得スクリプト(cron実行推奨)
$backup_file = 'backup_' . date('Y-m-d_H-i-s') . '.sql';
exec("mysqldump -u{$db_user} -p{$db_pass} {$db_name} > {$backup_file}");

Laravelの場合

// database/backup-command.php
Artisan::command('backup:database', function () {
    $filename = 'backup-' . date('Y-m-d-H-i-s') . '.sql';
    $command = sprintf(
        'mysqldump -u%s -p%s %s > %s',
        config('database.connections.mysql.username'),
        config('database.connections.mysql.password'),
        config('database.connections.mysql.database'),
        storage_path('backups/' . $filename)
    );
    exec($command);
    $this->info('Database backup created: ' . $filename);
})->purpose('Create database backup');

3. 緊急時連絡体制の整備

あるクライアント様では、緊急時の連絡先リストを作成していなかったため、サーバー会社への連絡に半日かかってしまいました。

必須連絡先リスト

  • サーバー会社(契約者名、契約番号も記載)
  • ドメイン管理会社
  • 決済代行会社
  • SSL証明書発行会社
  • Web制作会社(弊社のような保守契約先)

緊急時対応フローチャート

ステップ1: 障害の切り分け

# 基本的な確認コマンド
ping yoursite.com           # サーバー自体の生存確認
nslookup yoursite.com       # DNS解決の確認
curl -I https://yoursite.com # HTTPレスポンスの確認

ステップ2: 応急処置の実施

503エラーページの緊急設置

<!-- maintenance.html -->
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>メンテナンス中</title>
    <meta http-equiv="refresh" content="300">
</head>
<body>
    <h1>現在メンテナンス中です</h1>
    <p>復旧まで今しばらくお待ちください。</p>
    <p>お急ぎの場合は以下までご連絡ください:</p>
    <p>電話: 045-XXX-XXXX(24時間対応)</p>
</body>
</html>

ステップ3: 根本原因の特定と復旧

WordPressの一般的なトラブルシューティング

// wp-config.phpでデバッグモード有効化(一時的に)
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

// プラグインの一括無効化(FTPアクセス可能な場合)
// wp-content/plugins フォルダを一時的に plugins-disabled にリネーム

よくある失敗例とその対策

失敗例1: パスワードがわからない

年末の大掃除で管理画面のパスワードを忘れてしまい、復旧に丸一日かかったケースがありました。

対策: パスワード管理ツールの導入と、緊急時用の管理者アカウント複数作成

失敗例2: SSL証明書の期限切れ

年末年始に証明書の自動更新が失敗し、サイト全体にアクセスできなくなったケースです。

# SSL証明書の期限確認コマンド
openssl s_client -connect yoursite.com:443 -servername yoursite.com 2>/dev/null | openssl x509 -noout -dates

失敗例3: データベース容量不足

アクセスログの蓄積でデータベースが満杯になり、サイト更新ができなくなりました。

-- 古いログの削除(WordPressの場合)
DELETE FROM wp_options WHERE option_name LIKE '_transient_%' AND option_name NOT LIKE '_transient_timeout_%';

年明けの本格復旧に向けて

緊急対応で一時復旧した後は、根本的な解決策の実装が必要です。

パフォーマンス改善の例

  • CDNの導入でアクセス負荷を分散
  • データベースクエリの最適化
  • 画像圧縮とWebP形式への変換
  • キャッシュシステムの強化

あるクライアント様では、年明けにこれらの改善を実施した結果、次の年末年始は完全に安定稼働を実現できました。ページ読み込み速度も40%改善し、SEO評価も向上しています。

まとめ:今すぐ始められる3つのアクション

年末年始を安心して過ごすために、まずは以下の3つから始めてください:

  1. 今週中: 監視ツールの設定と緊急連絡先リストの作成
  2. 来週まで: バックアップの取得と復元テストの実施
  3. 12月中旬まで: 緊急時対応マニュアルの社内共有

もし「技術的な部分が不安」「事前準備の時間が取れない」という場合は、お気軽にご相談ください。横浜のFivenine Designでは、20年以上の経験をもとに、お客様のWebサイトを24時間365日しっかりとサポートいたします。

年末年始も安心してビジネスに集中できる環境を、一緒に作りあげていきましょう。

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