補助金活用ガイド

Web制作で使える
補助金・助成金ガイド

IT導入補助金・持続化補助金で制作費の最大2/3を補助

最大450万円
申請の流れ
採択のコツ
1

Web制作に使える主な補助金

ホームページ制作やECサイト構築には、国の補助金が活用できる場合があります。 主な補助金制度を押さえましょう。

重要なお知らせ

補助金制度は毎年変更されます。最新の情報は公式サイトで必ず確認してください。 本ガイドは2025年1月時点の情報に基づいています。

IT導入補助金

最大450万円

中小企業・小規模事業者がITツールを導入する費用を支援。 Web制作の場合、ECサイト構築が主な対象です。

対象経費
  • ECサイト構築費
  • 決済システム導入費
  • クラウドサービス利用料
補助率・上限
  • 補助率:1/2〜2/3
  • 上限:50万円〜450万円
  • 下限:5万円〜
ポイント: 登録されたITベンダー・ITツールから選ぶ必要あり

小規模事業者持続化補助金

最大250万円

小規模事業者の販路開拓を支援。ホームページ制作も対象になります。 比較的申請しやすい補助金です。

対象経費
  • ホームページ制作費
  • ECサイト構築費
  • チラシ・パンフレット
補助率・上限
  • 補助率:2/3
  • 通常枠:50万円
  • 特別枠:最大250万円
注意: Web関連費用は補助金額の1/4が上限(通常枠なら最大12.5万円)

ものづくり・商業・サービス補助金

最大1,250万円

革新的なサービス開発や生産プロセス改善を支援。 大規模なシステム開発を伴う場合に活用できます。

対象経費
  • システム開発費
  • クラウドサービス費
  • 外注費
補助率・上限
  • 補助率:1/2〜2/3
  • 上限:750万円〜1,250万円
  • 下限:100万円
ポイント: 単なるHP制作では採択困難。事業との連動が必須
どの補助金を選ぶべき?

ECサイト構築→ IT導入補助金
コーポレートサイト→ 持続化補助金
大規模システム開発→ ものづくり補助金

2

補助金申請の基本的な流れ

1

情報収集・制度理解

公募要領を確認し、対象者・対象経費・スケジュールを把握。 公募期間は年に数回しかないため、計画的に準備を。

2

gBizIDプライム取得

電子申請に必要なアカウント。取得に2〜3週間かかるため早めに申請。 無料で取得できます。

3

事業計画書の作成

採択の成否を分ける最重要ステップ。 事業の課題、導入効果、将来の展望を具体的に記載。

4

申請・審査

電子申請システムから提出。審査結果が出るまで1〜2ヶ月程度。 追加書類の提出を求められることも。

5

採択・交付決定

採択通知後、交付申請を行い交付決定を受ける。 交付決定前に発注・支払いをすると対象外になるので注意。

6

事業実施・支払い

交付決定後に発注・制作を開始。期限内に完了し、 すべて銀行振込で支払う必要があります。

7

実績報告・補助金受領

完了後に実績報告書を提出。審査を経て補助金が振り込まれます。 支払いから入金まで2〜3ヶ月かかることも。

所要期間の目安

申請準備から補助金受領まで、半年〜1年かかるケースが多いです。 時間に余裕を持って計画しましょう。

3

採択率を上げる5つのポイント

1

課題と解決策を明確に

「なぜWeb制作が必要なのか」を具体的な数字で示す。 「売上20%減少」「問い合わせ対応に月20時間」など。

2

導入効果を数値で示す

「問い合わせ30%増加」「業務時間50%削減」など、 定量的な目標を設定。達成の根拠も説明する。

3

事業の強み・差別化を強調

自社の強み、競合との違い、市場での優位性を明確に。 「なぜこの事業に補助すべきか」を審査員に伝える。

4

実現可能なスケジュール

無理のない現実的なスケジュールを作成。 マイルストーンを設定し、進捗管理の計画も示す。

5

加点項目を押さえる

「経営革新計画」「事業継続力強化計画」などの認定取得で加点。 補助金によって加点項目が異なるため、公募要領を確認

不採択になりやすいパターン

・抽象的な記述ばかりで具体性がない
・「ホームページを作りたい」だけで目的が不明確
・導入効果の根拠が示されていない
・事業内容と補助事業の関連性が薄い

4

補助金に関するQ&A

補助金は返済が必要?

返済不要です。ただし、補助事業で得た利益が一定以上になると 「収益納付」が求められる場合があります。

先に支払いが必要?

はい。一旦全額を自己負担し、実績報告後に補助金が振り込まれます(後払い方式)。 つなぎ融資を活用する事業者も多いです。

申請は自分でできる?

可能ですが、採択率を上げるには専門家の支援がおすすめ。 認定支援機関(税理士、中小企業診断士等)に相談しましょう。

他の補助金と併用できる?

同一事業での併用は基本的にNG。 ただし、別事業であれば複数の補助金を活用できる場合があります。

採択されなかったらどうする?

再申請は可能です。不採択の理由を分析し、 次回の公募に向けて事業計画をブラッシュアップしましょう。

5

補助金活用の注意点

NG行為
  • × 交付決定前の発注・契約
  • × 現金・クレジットカード払い
  • × 申請内容と異なる事業実施
  • × 期限を過ぎての完了・報告
  • × 虚偽の申請・報告
必須事項
  • 見積書・発注書・納品書・請求書の保管
  • 銀行振込の証拠(通帳コピー等)
  • 写真等での成果物の記録
  • 5年間の書類保存
  • 事業効果の報告(1〜5年)
重要

補助金は公的資金です。ルールに違反すると、 補助金の返還や今後の申請資格停止など、厳しいペナルティがあります。

6

補助金活用チェックリスト

gBizIDプライムを取得した(または申請中)
公募要領を読み、対象者・経費を確認した
スケジュール(締切・事業期間)を確認した
必要書類のリストを作成した
事業計画書のドラフトを作成した
認定支援機関に相談した(必要に応じて)
見積書を取得した(複数社から)
資金計画を立てた(自己負担分の確保)
最後に

補助金は申請すれば必ずもらえるものではありません。 採択率は制度によって30%〜70%程度。しっかり準備して臨みましょう。

補助金を活用したWeb制作をご検討ですか?

補助金対応の制作プランをご用意しています
申請サポートもご相談ください

AIに無料相談