Laravel11を使ってGoogleの検索品質評価ガイドライン(E-E-A-T)に対応したWebサイト設計の実践手法を、実案件での成功事例とともに解説します。
こんな悩み、ありませんか?
「Webサイトを作ったのに検索順位が上がらない」「競合他社より技術的に優れているのに、なぜか負けている」「GoogleのE-E-A-Tって聞くけど、具体的にシステムでどう対応すればいいの?」
こうした悩みを抱える企業様からのご相談が、最近特に増えています。実は、検索順位向上には技術面だけでなく、**Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)**というE-E-A-Tの観点からシステム設計を行うことが重要なのです。
実案件で見えたE-E-A-T対応の重要性
先日、横浜市内の法律事務所様からこんなご依頼がありました。「競合事務所のサイトより内容は充実しているのに、検索順位で負けてしまう」というものでした。
詳しく調査すると、コンテンツは確かに優秀でしたが、システム面でE-E-A-Tに対応できていない課題が見つかりました。具体的には:
- 執筆者情報が不明確
- 記事の更新履歴が分からない
- 専門資格や実績の構造化データが不足
- ユーザーの信頼性を高める仕組みが未整備
Laravel11によるE-E-A-T向上システム設計
1. Experience(経験)の可視化システム
まず、執筆者や企業の「経験」を可視化するシステムを構築しました。
// app/Models/Author.php
class Author extends Model
{
protected $fillable = [
'name',
'bio',
'experience_years',
'qualifications',
'profile_image'
];
public function articles()
{
return $this->hasMany(Article::class);
}
public function getExperienceDisplayAttribute()
{
return "実務経験{$this->experience_years}年";
}
}
// app/Http/Controllers/ArticleController.php
class ArticleController extends Controller
{
public function show(Article $article)
{
$authorExperience = [
'total_articles' => $article->author->articles()->count(),
'years_active' => $article->author->experience_years,
'recent_works' => $article->author->articles()
->latest()
->limit(5)
->get()
];
return view('articles.show', compact('article', 'authorExperience'));
}
}
2. Expertise(専門性)の構造化データ実装
専門性を検索エンジンに適切に伝えるため、JSON-LD形式の構造化データを自動生成する仕組みを実装しました。
// app/Services/StructuredDataService.php
class StructuredDataService
{
public function generateAuthorSchema(Author $author, Article $article)
{
return [
"@context" => "https://schema.org",
"@type" => "Person",
"name" => $author->name,
"jobTitle" => $author->job_title,
"worksFor" => [
"@type" => "Organization",
"name" => config('app.company_name')
],
"knowsAbout" => $author->expertise_areas,
"alumniOf" => $author->education,
"hasCredential" => $author->qualifications
];
}
public function generateArticleSchema(Article $article)
{
return [
"@context" => "https://schema.org",
"@type" => "Article",
"headline" => $article->title,
"author" => $this->generateAuthorSchema($article->author, $article),
"datePublished" => $article->published_at->toISOString(),
"dateModified" => $article->updated_at->toISOString(),
"publisher" => [
"@type" => "Organization",
"name" => config('app.company_name')
]
];
}
}
3. Authoritativeness(権威性)の実績システム
権威性を高めるため、実績や受賞歴を効果的に表示するシステムを構築しました。
// database/migrations/create_achievements_table.php
Schema::create('achievements', function (Blueprint $table) {
$table->id();
$table->string('title');
$table->text('description');
$table->string('type'); // award, certification, media_mention
$table->date('achieved_at');
$table->string('issuer')->nullable();
$table->string('verification_url')->nullable();
$table->timestamps();
});
4. Trustworthiness(信頼性)の透明性システム
信頼性向上のため、情報の透明性を高める仕組みを実装しました。
// app/Models/Article.php
class Article extends Model
{
public function revisions()
{
return $this->hasMany(ArticleRevision::class);
}
public function getLastReviewedAttribute()
{
return $this->revisions()
->where('type', 'review')
->latest()
->first()?->created_at;
}
public function sources()
{
return $this->hasMany(ArticleSource::class);
}
}
導入後の変化と成果
法律事務所様では、システム導入から3ヶ月後に以下の成果が現れました:
- 検索順位の向上:主要キーワードで平均15位ランクアップ
- サイト滞在時間の延長:平均3分20秒から5分45秒に改善
- 問い合わせ数の増加:月間15件から28件に向上
- リピート訪問の増加:再訪問率が23%向上
特に印象的だったのは、クライアント様から「サイトを見た人から『信頼できそう』と言われることが増えた」というお声をいただけたことです。
よくある失敗とその回避策
実装時によく見かける失敗をご紹介します:
1. 構造化データの過剰実装
「とりあえず全部のスキーマを入れればいい」と考えがちですが、関係ないスキーマを入れすぎると逆効果です。サイトの性質に合ったスキーマのみを選択しましょう。
2. 更新履歴の軽視
記事を更新しても更新日時を適切に記録していないケースが多いです。小さな修正でも履歴を残すことで、情報の鮮度をアピールできます。
3. 執筆者情報の形式的な記載
「○○が執筆しました」だけでは不十分です。なぜその人が書く資格があるのか、どんな経験があるのかを具体的に示すことが重要です。
まず取り組むべき3つのステップ
E-E-A-T対応を始めるなら、以下の順序で進めることをおすすめします:
- 現状分析:既存サイトのE-E-A-T要素をチェックリストで確認
- 執筆者システム構築:まずは執筆者情報の管理システムから着手
- 構造化データ実装:基本的なArticle、Author、Organizationスキーマから開始
これらの取り組みは技術的な実装だけでなく、組織全体でのコンテンツ品質向上意識も必要になります。
まとめ
Laravel11を活用したE-E-A-T対応は、単なる技術実装を超えて、企業の信頼性そのものを向上させる取り組みです。「検索順位を上げたい」という表面的な目標から、「ユーザーに信頼されるサイト作り」という本質的な価値創造へとシフトすることで、長期的な競争力を獲得できます。
私たちFivenine Designでは、20年以上の実績を活かし、こうしたE-E-A-T対応システムの設計・実装をお手伝いしています。現在のサイトの課題分析から始めることも可能ですので、お気軽にご相談ください。