WordPress 2025.11.10

WordPress更新エラーで困った時の対処法完全ガイド

約6分で読めます

WordPress更新時のエラーに困っていませんか?20年の実績を持つ横浜のWeb制作会社が、実際の案件で遭遇した更新エラーの原因と解決策を詳しく解説します。

こんな悩みありませんか?

「WordPressの更新ボタンを押したら画面が真っ白になった」「更新後にサイトが表示されなくなった」「エラーメッセージが表示されて何をすればいいか分からない」

こうしたWordPress更新エラーは、Web担当者の方なら一度は経験されるトラブルです。横浜でWeb制作を20年以上手がけてきた私たちFivenine Designでも、多くのクライアント様からこのようなご相談をいただいています。

今回は、実際の案件で遭遇した更新エラーの事例をもとに、具体的な対処法と予防策をご紹介します。

WordPress更新エラーが起こる主な原因

サーバーリソース不足

あるクライアント様では、WordPressコア更新時に「Fatal error: Maximum execution time exceeded」というエラーが頻発していました。調査の結果、レンタルサーバーのメモリ制限とPHPの実行時間制限が原因でした。

この問題を解決した結果:

  • 更新作業が確実に完了するようになった
  • サイトの表示速度も20%改善
  • Web担当者の方が安心して更新作業を行えるようになった

プラグイン・テーマの競合

別の事例では、カスタムテーマと古いプラグインの組み合わせが原因で、更新後にサイトのレイアウトが崩れる問題が発生しました。特に、jQuery関連の処理で競合が起きやすい傾向があります。

実践的な対処法ステップ

Step1: 基本的な確認作業

まず、以下の順序で確認を行います:

  1. サイトのバックアップを確認
  2. エラーログをチェック
  3. プラグインを一時的に無効化

Step2: サーバー設定の調整

メモリ制限の問題を解決するため、.htaccessファイルに以下を追加します:

php_value memory_limit 512M
php_value max_execution_time 300
php_value max_input_vars 3000

注意点: サーバー会社によっては、この方法が使えない場合があります。その際は、wp-config.phpファイルに以下を追加してください:

ini_set('memory_limit', '512M');
set_time_limit(300);

Step3: 安全モードでの更新

プラグインやテーマの競合が疑われる場合は、以下の手順で進めます:

  1. 全プラグインを無効化
  2. デフォルトテーマに一時的に変更
  3. WordPressコアを更新
  4. プラグインを一つずつ有効化してテスト

実際にこの方法で、あるクライアント様では更新エラーの原因となっていた古いSEOプラグインを特定し、代替プラグインに移行することで問題を解決できました。

よくある失敗パターンと回避方法

失敗パターン1: バックアップを取らずに作業

危険な理由: エラーが発生した際に、元の状態に戻せなくなります。

解決策: 更新前には必ず以下のバックアップを取得:

  • データベースのフルバックアップ
  • wp-contentフォルダ全体
  • wp-config.phpファイル

失敗パターン2: 本番環境で直接テスト

過去に、本番サイトで直接更新テストを行い、営業時間中にサイトが停止してしまった事例がありました。

解決策: ステージング環境での事前テストを必須とします:

# ステージング環境の作成例
cp -r /public_html /staging
# データベースをコピーしてURL置換

更新エラーを未然に防ぐ運用方法

定期的なメンテナンススケジュール

あるクライアント様では、以下のスケジュールで運用することで、大きなトラブルを完全に回避できています:

  • 毎月第2火曜日: プラグイン更新
  • 四半期ごと: WordPressコア更新
  • 年2回: テーマの見直しと最適化

この運用の効果:

  • 更新エラーによるサイト停止が0件
  • セキュリティ状態の維持
  • Web担当者の作業負荷軽減

監視体制の構築

// wp-config.phpに追加するエラー監視コード
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

これにより、エラーが発生した際に詳細なログが記録され、原因特定が迅速に行えます。

緊急時の連絡体制

更新エラーが発生した際の対応フローも重要です:

  1. 即座にサイトを確認(表示・機能チェック)
  2. エラーログを確認
  3. 必要に応じてバックアップから復旧
  4. 48時間以内に原因調査と対策実施

まとめ:次に取るべきアクション

WordPress更新エラーは適切な準備と対処法を知っていれば、確実に解決できる問題です。まずは以下から始めてください:

  1. 現在のバックアップ体制を見直す
  2. サーバーのリソース状況を確認する
  3. ステージング環境の構築を検討する

もし「技術的な部分は任せたい」「安心して運用したい」とお考えでしたら、私たちFivenine Designにご相談ください。20年以上の実績をもとに、お客様のサイトに最適な運用体制をご提案いたします。

WordPress運用で困ったことがあれば、いつでもお気軽にお声かけください。横浜から、皆様のWebサイト運用をしっかりサポートいたします。

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