WordPress更新時のエラーに困っていませんか?20年の実績を持つ横浜のWeb制作会社が、実際の案件で遭遇した更新エラーの原因と解決策を詳しく解説します。
こんな悩みありませんか?
「WordPressの更新ボタンを押したら画面が真っ白になった」「更新後にサイトが表示されなくなった」「エラーメッセージが表示されて何をすればいいか分からない」
こうしたWordPress更新エラーは、Web担当者の方なら一度は経験されるトラブルです。横浜でWeb制作を20年以上手がけてきた私たちFivenine Designでも、多くのクライアント様からこのようなご相談をいただいています。
今回は、実際の案件で遭遇した更新エラーの事例をもとに、具体的な対処法と予防策をご紹介します。
WordPress更新エラーが起こる主な原因
サーバーリソース不足
あるクライアント様では、WordPressコア更新時に「Fatal error: Maximum execution time exceeded」というエラーが頻発していました。調査の結果、レンタルサーバーのメモリ制限とPHPの実行時間制限が原因でした。
この問題を解決した結果:
- 更新作業が確実に完了するようになった
- サイトの表示速度も20%改善
- Web担当者の方が安心して更新作業を行えるようになった
プラグイン・テーマの競合
別の事例では、カスタムテーマと古いプラグインの組み合わせが原因で、更新後にサイトのレイアウトが崩れる問題が発生しました。特に、jQuery関連の処理で競合が起きやすい傾向があります。
実践的な対処法ステップ
Step1: 基本的な確認作業
まず、以下の順序で確認を行います:
- サイトのバックアップを確認
- エラーログをチェック
- プラグインを一時的に無効化
Step2: サーバー設定の調整
メモリ制限の問題を解決するため、.htaccessファイルに以下を追加します:
php_value memory_limit 512M
php_value max_execution_time 300
php_value max_input_vars 3000
注意点: サーバー会社によっては、この方法が使えない場合があります。その際は、wp-config.phpファイルに以下を追加してください:
ini_set('memory_limit', '512M');
set_time_limit(300);
Step3: 安全モードでの更新
プラグインやテーマの競合が疑われる場合は、以下の手順で進めます:
- 全プラグインを無効化
- デフォルトテーマに一時的に変更
- WordPressコアを更新
- プラグインを一つずつ有効化してテスト
実際にこの方法で、あるクライアント様では更新エラーの原因となっていた古いSEOプラグインを特定し、代替プラグインに移行することで問題を解決できました。
よくある失敗パターンと回避方法
失敗パターン1: バックアップを取らずに作業
危険な理由: エラーが発生した際に、元の状態に戻せなくなります。
解決策: 更新前には必ず以下のバックアップを取得:
- データベースのフルバックアップ
- wp-contentフォルダ全体
- wp-config.phpファイル
失敗パターン2: 本番環境で直接テスト
過去に、本番サイトで直接更新テストを行い、営業時間中にサイトが停止してしまった事例がありました。
解決策: ステージング環境での事前テストを必須とします:
# ステージング環境の作成例
cp -r /public_html /staging
# データベースをコピーしてURL置換
更新エラーを未然に防ぐ運用方法
定期的なメンテナンススケジュール
あるクライアント様では、以下のスケジュールで運用することで、大きなトラブルを完全に回避できています:
- 毎月第2火曜日: プラグイン更新
- 四半期ごと: WordPressコア更新
- 年2回: テーマの見直しと最適化
この運用の効果:
- 更新エラーによるサイト停止が0件
- セキュリティ状態の維持
- Web担当者の作業負荷軽減
監視体制の構築
// wp-config.phpに追加するエラー監視コード
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);
これにより、エラーが発生した際に詳細なログが記録され、原因特定が迅速に行えます。
緊急時の連絡体制
更新エラーが発生した際の対応フローも重要です:
- 即座にサイトを確認(表示・機能チェック)
- エラーログを確認
- 必要に応じてバックアップから復旧
- 48時間以内に原因調査と対策実施
まとめ:次に取るべきアクション
WordPress更新エラーは適切な準備と対処法を知っていれば、確実に解決できる問題です。まずは以下から始めてください:
- 現在のバックアップ体制を見直す
- サーバーのリソース状況を確認する
- ステージング環境の構築を検討する
もし「技術的な部分は任せたい」「安心して運用したい」とお考えでしたら、私たちFivenine Designにご相談ください。20年以上の実績をもとに、お客様のサイトに最適な運用体制をご提案いたします。
WordPress運用で困ったことがあれば、いつでもお気軽にお声かけください。横浜から、皆様のWebサイト運用をしっかりサポートいたします。