フロントエンド 2026.01.17

JavaScript年始のカレンダー表示バグを修正!日付処理エラーの原因と対処法

約8分で読めます

年始に突然現れるカレンダー表示バグ。JavaScriptの日付処理で起こりがちなエラーの原因と、確実な修正方法を実案件での経験をもとに解説します。

「年が変わったらカレンダーが壊れた…」こんな経験ありませんか?

新年を迎えた途端、Webサイトのカレンダー機能が正常に動作しなくなる。そんなトラブルに遭遇したことはありませんか?

  • 1月のカレンダーが表示されない
  • 前年の12月から正しく切り替わらない
  • 「今日」の日付がハイライトされない
  • イベント表示がずれて表示される

実は、これらはJavaScriptの日付処理でよく発生する典型的なバグなんです。

実際にあったクライアント事例:年始に突然現れたバグ

ある企業様のコーポレートサイトで、実際にこんなことがありました。

12月まで正常に動作していたイベントカレンダーが、1月1日を境に表示が崩れてしまったんです。具体的には、以下のような問題が発生していました:

  • カレンダーが12月のまま固定される
  • 新年のイベントが表示されない
  • 日付クリックで正しいページに遷移しない

問題の根本原因は、年の境界を正しく処理できていないJavaScriptコードでした。

よくある日付処理エラーのパターン

パターン1:年の更新処理忘れ

最も多いのが、月の切り替えは実装されているのに、年の切り替えが漏れているケースです。

// ❌ 問題のあるコード例
function nextMonth() {
    currentMonth++;
    if (currentMonth > 11) {
        currentMonth = 0;
        // 年の更新が漏れている!
    }
    renderCalendar();
}

パターン2:月のインデックス混同

JavaScriptのDateオブジェクトでは、月が0ベース(0=1月、11=12月)なのを忘れがちです。

// ❌ 問題のあるコード例
const today = new Date();
const currentMonth = today.getMonth(); // 0ベース
const displayMonth = currentMonth; // 表示で1月が0月になってしまう

パターン3:タイムゾーンの考慮不足

// ❌ 問題のあるコード例
const today = new Date().toISOString().split('T')[0];
// UTCベースで日付がずれる可能性

確実な修正方法とベストプラクティス

修正方法1:適切な年月管理

// ✅ 修正されたコード
class Calendar {
    constructor() {
        const today = new Date();
        this.currentYear = today.getFullYear();
        this.currentMonth = today.getMonth();
    }
    
    nextMonth() {
        this.currentMonth++;
        if (this.currentMonth > 11) {
            this.currentMonth = 0;
            this.currentYear++; // 年も正しく更新
        }
        this.renderCalendar();
    }
    
    prevMonth() {
        this.currentMonth--;
        if (this.currentMonth < 0) {
            this.currentMonth = 11;
            this.currentYear--; // 年も正しく更新
        }
        this.renderCalendar();
    }
}

修正方法2:安全な日付比較

// ✅ 安全な「今日」判定
function isToday(year, month, day) {
    const today = new Date();
    const todayYear = today.getFullYear();
    const todayMonth = today.getMonth();
    const todayDay = today.getDate();
    
    return year === todayYear && 
           month === todayMonth && 
           day === todayDay;
}

修正方法3:堅牢な日付ユーティリティ

// ✅ 再利用可能な日付ユーティリティ
const DateUtils = {
    // その月の日数を取得
    getDaysInMonth(year, month) {
        return new Date(year, month + 1, 0).getDate();
    },
    
    // その月の1日が何曜日かを取得
    getFirstDayOfMonth(year, month) {
        return new Date(year, month, 1).getDay();
    },
    
    // 日付を安全にフォーマット
    formatDate(year, month, day) {
        const date = new Date(year, month, day);
        return {
            year: date.getFullYear(),
            month: date.getMonth(),
            day: date.getDate(),
            formatted: `${year}-${String(month + 1).padStart(2, '0')}-${String(day).padStart(2, '0')}`
        };
    }
};

修正後の効果:クライアント様の声

上記の修正を適用したクライアント様では、以下のような改善が見られました:

  • 年末年始の安定稼働:12月から1月への切り替えがスムーズに
  • 保守性の向上:日付関連のバグが大幅に減少
  • ユーザー体験の改善:カレンダー操作でのストレスがなくなった

「以前は年始にいつもハラハラしていましたが、今は安心です」とのお言葉をいただいています。

よくやりがちな失敗と注意点

失敗1:テストの不備

年始のバグは12月中には気づきにくいものです。以下の境界値テストが重要:

  • 12月31日から1月1日への切り替え
  • 2月末(うるう年含む)の処理
  • 月末から月初への切り替え

失敗2:ライブラリに頼りすぎ

日付ライブラリ(moment.js、date-fns等)は便利ですが、基本的な日付処理の理解なしに使うと、バンドルサイズが増加したり、依存関係の問題が発生することがあります。

失敗3:ブラウザ互換性の見落とし

古いブラウザでは、日付処理の挙動が異なる場合があります。ターゲットブラウザでの検証は必須です。

まとめ:今すぐできる対策

JavaScriptの日付処理バグを防ぐために、まず以下をチェックしてみてください:

  1. 既存コードの点検:年の境界処理が正しく実装されているか確認
  2. テストケースの追加:境界値でのテストを実施
  3. 日付ユーティリティの整備:再利用可能な関数を作成
  4. 定期的な動作確認:月末月初での動作確認を習慣化

特に年末が近づく今の時期は、来年の年始に向けた準備を進める絶好のタイミングです。

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