ホームページ制作の相見積もりで「安い業者を選んだら失敗した」という経験はありませんか?20年の実績から見えた、本当に良い制作会社を見極める方法をお教えします。
こんな悩みありませんか?
「ホームページ制作で相見積もりを取ったけど、価格差が3倍以上あって何を基準に選べばいいかわからない」「一番安い業者に依頼したら、完成したサイトが期待と全然違った」
このような経験をされた方は多いのではないでしょうか。私たちFivenine Designでは、20年以上にわたって数百社のホームページ制作に携わってきましたが、相見積もりでの業者選定に失敗するパターンには共通点があることがわかりました。
今回は、実際の案件から見えてきた「相見積もりで失敗する理由」と、本当に良い制作会社を選ぶための具体的な方法をお伝えします。
よくある失敗パターン:価格だけで判断してしまう
実際にあった失敗事例
あるクライアント様は、当初他社で50万円のホームページを制作されていました。しかし、1年後に私たちのもとへ相談にいらっしゃいました。
問題点:
- サイトの表示速度が遅く、スマホで正しく表示されない
- 更新作業に毎回5万円の費用がかかる
- SEO対策が全くされておらず、検索で見つからない
- セキュリティ対策が不十分で、スパムメールが大量に届く
結果として、リニューアル費用100万円と、1年間の機会損失を考えると、最初から適正な業者を選んでいれば総コストは半分以下だったでしょう。
なぜこのような失敗が起こるのか
相見積もりで価格だけを比較していると、以下の重要な要素を見落としがちです:
- 技術的な仕様の違い
- 保守・運用体制の差
- 将来的な拡張性への配慮
- 制作後のサポート内容
正しい相見積もりの取り方
1. 要件定義書を作成する
曖昧な依頼では、各社が異なる前提で見積もりを作成してしまいます。最低限、以下の項目を明確にしましょう:
【基本情報】
- サイトの目的(集客、採用、ブランディングなど)
- ターゲット層
- ページ数
- 必要な機能(お問い合わせフォーム、ブログ、ECなど)
【技術要件】
- 更新頻度と更新者
- 既存システムとの連携要件
- セキュリティ要求レベル
- 想定アクセス数
2. 技術仕様を確認する
見積書に技術的な詳細が記載されているかチェックしましょう。例えば:
WordPressサイトの場合:
// セキュリティ対策の例
// ログイン試行回数制限
add_action('wp_login_failed', 'limit_login_attempts');
// 管理画面への不正アクセス防止
function restrict_admin_access() {
if (is_admin() && !current_user_can('administrator')) {
wp_redirect(home_url());
exit;
}
}
このようなセキュリティ対策が含まれているか、見積書で確認できる業者は信頼できます。
3. 制作体制と実績を確認する
- チーム構成:デザイナー、エンジニア、ディレクターが在籍しているか
- 技術スタック:Laravel、Next.js、WordPressなど、最新技術への対応
- 保守体制:24時間監視、定期バックアップなどの体制
見積書で注目すべきポイント
良い見積書の特徴
-
工程ごとの詳細が記載されている
- 要件定義:○時間
- デザイン制作:○時間
- コーディング:○時間
- テスト・検証:○時間
-
使用技術が明記されている
{ "frontend": "Next.js + TypeScript", "backend": "Laravel 10.x", "database": "MySQL 8.0", "hosting": "AWS", "ssl": "Let's Encrypt" } -
保守・運用内容が具体的
- 月次レポート提供
- セキュリティアップデート対応
- パフォーマンス監視
注意すべき見積書の特徴
- 「ホームページ制作一式」のような曖昧な記載
- 異常に安い価格(相場の半分以下)
- 保守・運用についての記載がない
- 使用技術やツールが古い(PHP 7系、jQuery中心など)
失敗を避けるための業者評価チェックリスト
技術面での評価項目
- レスポンシブデザイン:スマホ対応は標準で含まれているか
- パフォーマンス:ページ読み込み速度の目標値があるか
- SEO対策:構造化データ、メタタグ設定などが含まれているか
- セキュリティ:SSL化、定期的なアップデート対応があるか
サポート面での評価項目
- 緊急時対応:障害発生時の連絡体制があるか
- 更新サポート:操作方法の研修やマニュアル提供があるか
- 相談窓口:制作後も気軽に相談できる体制があるか
成功事例:正しい選定をした結果
横浜の製造業A社では、3社から相見積もりを取った際、中間価格の私たちを選んでいただきました。
選定理由:
- Next.jsを使った高速なサイト設計
- 問い合わせフォームの入力完了率向上施策
- 月次でのアクセス解析レポート提供
結果(6ヶ月後):
- ページ表示速度:3秒 → 1.2秒に改善
- 問い合わせ数:月5件 → 月18件に増加
- 検索順位:主要キーワードで圏外 → 3位以内
- サイト更新:月2回を担当者が自分で実施
「最初は価格で迷いましたが、提案内容の具体性と技術力で決めました。今では月の売上が20%向上し、投資回収できています」とお喜びいただいています。
まとめ:次にとるべきアクション
相見積もりで失敗しないためには、以下の順序で進めることが重要です:
- 要件定義書の作成(1週間)
- 3〜4社への見積もり依頼(2週間)
- 技術仕様とサポート体制の比較検討(1週間)
- 上位2社との面談(1週間)
- 最終決定
もし「要件定義から相談したい」「見積書の内容が適切か判断できない」という場合は、お気軽にご相談ください。横浜を拠点とする私たちFivenine Designでは、20年の経験をもとに、お客様にとって最適なWeb戦略をご提案いたします。
初回相談は無料で承っておりますので、まずは現在の課題や目標をお聞かせください。きっと、価格以上の価値を実感していただけるはずです。