あるサイトでブログ記事を大量に公開したのにGoogleにほとんどインデックスされない。Search Console APIで調査した結果、衝撃の事実が判明。原因と対策を実体験ベースで解説します。
先日、運用しているサイトの1つでSEO状況をSearch Console APIで詳しく調査したところ、衝撃的な結果が出ました。
200記事以上公開しているのに、インデックス率がわずか2%程度だったのです。
この記事では、実際に直面した問題と、その原因分析、そして今後の対策についてまとめます。同じ悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
発覚のきっかけ:Search Console APIでの一括調査
きっかけは、Search Console APIを使ったインデックス状況の一括チェックでした。
URL Inspection APIで判明した事実
GoogleのURL Inspection APIを使って、公開中の記事を調査したところ:
- 最新記事15本: インデックス済み 0本
- 最古の記事20本: インデックス済み 0本
- ランダムサンプリング20本: インデックス済み 1本
合計55本をチェックして、インデックスされていたのはたった1本。
一方で、トップページやサービスページなどの主要ページは問題なくインデックスされていました。
ブログ記事だけがインデックスされていないという異常な状態でした。
「Discovered - currently not indexed」の意味
未インデックスの記事のステータスは、ほとんどが「Discovered - currently not indexed」でした。
これは「Googleがページの存在は認識しているが、インデックスする価値がないと判断した」という状態です。
つまり:
- クロールはされている(発見済み)
- でもインデックスはしない(品質or優先度の問題)
robots.txtでブロックしているわけでもなく、技術的なエラーでもない。Googleが意図的にインデックスしていないのです。
技術面は問題なかった
念のため技術面も確認しました。
sitemap.xml
記事数は約260件が正しく含まれていました。
内部リンク
表示時に関連記事リンクが動的に挿入される仕組みが機能していた。実際にHTMLを確認すると、1記事あたり5〜10本の内部リンクが存在。
robots.txt
問題なし。ブログ記事のクロールはブロックしていない。
技術的には何も問題がないのに、インデックスされない。
原因の考察
1. コンテンツの独自性不足
記事の構成や言い回しが、どうしても「よくあるパターン」になりがちでした。
- 導入 → 問題提起 → 解決策 → まとめ
- 「〜について解説します」「〜のポイントを紹介」
Googleは類似コンテンツを検出する精度が非常に高く、「他のサイトと似たような内容」と判断されると、インデックスの優先度が下がります。
2. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の不足
Googleが重視するE-E-A-Tの観点で見ると:
- Experience(経験): 「実際にやってみた」体験が薄い
- Expertise(専門性): 汎用的な情報が多い
- Authoritativeness(権威性): 被リンクがほぼゼロ
- Trustworthiness(信頼性): 新規サイトで実績がない
特に「Experience」が弱くなっていました。
3. サイト全体の権威性
新しいサイトは、どれだけ良い記事を書いてもすぐにはインデックスされません。Googleがそのサイトを「信頼できる情報源」と認識するまでには時間がかかります。
唯一インデックスされていた記事の特徴
興味深いことに、サンプリング調査で唯一インデックスされていた記事がありました。
その記事の特徴を分析すると:
- 具体的な数字が多い(費用相場、期間など)
- 独自の切り口でまとめている
- 実務的なチェックリストがある
つまり「他のサイトにはない独自の価値」がある記事だけがインデックスされていたのです。
実施した対策
この調査結果を踏まえ、以下の対策を実施しました。
1. 記事の品質向上
量より質にシフト。
- 「実際に遭遇した問題」ベースの記事を増やす
- スクリーンショットや具体的なコード例を追加
- 他サイトにない独自の視点・データを盛り込む
2. 重要記事の手動インデックス登録
Search Consoleから、特に重要な記事を手動でインデックス登録リクエスト。
- 1日10〜20件程度を目安に
- 検索需要の高いキーワードを狙った記事を優先
3. 被リンク獲得
外部サイトからのリンクは、サイトの権威性を高める最も効果的な方法です。
- SNSでの発信
- 技術コミュニティへの投稿
- 他サイトから引用されるような質の高い記事作成
4. 既存記事のリライト
すでに公開している記事についても:
- 実体験・具体例の追加
- 独自データやスクリーンショットの挿入
- より深い分析や考察の追加
まとめ:記事の「量産」は通用しない
今回の調査で分かったのは、記事を量産しても、Googleはちゃんと品質を見抜いているということです。
「Discovered - currently not indexed」というステータスは、まさにGoogleからの「この記事にはインデックスする価値がない」というメッセージでした。
ブログを運営する場合は:
- 量より質を重視する
- 実体験や独自データを必ず含める
- 他サイトにない価値を意識する
- 記事はドラフトを書いたら必ず推敲する
効率を求めて量産に走ると、結局どれもインデックスされずに無駄になる。「急がば回れ」がSEOの真理かもしれません。
同じような問題でお困りの方は、お気軽にご相談ください。サイトの状況を診断し、具体的な改善策をご提案いたします。