ホームページ制作で想定外の追加費用に悩んでいませんか?20年の実績から学んだトラブル回避のための契約前チェックポイントを解説します。
こんな悩みありませんか?
「見積もりは50万円だったのに、完成時には150万円請求された...」 「追加機能の費用が不明確で、予算をオーバーしてしまった」 「契約書をしっかり確認しなかったために、後から高額請求されてしまった」
このようなホームページ制作での費用トラブルは、残念ながら業界内で頻繁に発生しています。20年以上Web制作に携わってきた私たちFivenine Designでも、他社とのトラブルで相談に来られるクライアント様を数多く見てきました。
今回は、そんな想定外の追加費用を防ぐための契約前チェックポイントを、実際のトラブル事例とともにご紹介します。
なぜ追加費用トラブルが発生するのか?
実際にあったトラブル事例
あるクライアント様では、初期見積もり60万円でスタートしたプロジェクトが、最終的に160万円まで膨らんでしまいました。制作会社からの追加請求の内訳は以下の通りです:
- レスポンシブ対応: +30万円
- SSL証明書設定: +5万円
- お問い合わせフォーム: +15万円
- SEO対策: +25万円
- サーバー設定: +10万円
- 画像最適化: +15万円
これらの項目、実は標準的なホームページには必須の機能です。しかし契約書には「基本的なWebサイト制作」としか記載されておらず、具体的な仕様が明記されていませんでした。
契約前に確認すべき10項目
1. 制作範囲の明確化
確認ポイント:
- ページ数と各ページの内容
- 含まれる機能(お問い合わせフォーム、ブログ機能など)
- レスポンシブ対応の有無
<!-- 仕様書に記載されるべき例 -->
<項目>
- TOPページ: 1ページ
- 会社概要: 1ページ
- サービス紹介: 3ページ
- お問い合わせフォーム: 1ページ(自動返信機能付き)
- レスポンシブ対応: 全ページ対応
</項目>
2. 追加費用が発生する条件
チェック項目:
- どのような変更で追加費用が発生するか
- 追加費用の単価設定
- 事前承認のプロセス
良心的な制作会社では「○回まで無料修正」「追加は事前見積もり必須」などのルールを明確にしています。
3. サーバー・ドメイン関連費用
含まれる項目の確認:
- ドメイン取得・更新費用
- サーバー契約・設定費用
- SSL証明書費用
- メールアドレス設定費用
4. CMS(更新システム)の仕様
WordPressを使用する場合の確認事項:
// 管理画面でできること
- ページの新規作成・編集
- 画像のアップロード・差し替え
- お知らせの投稿・更新
- SEO設定の変更
5. デザイン修正の回数制限
明確にすべき点:
- 無料修正回数
- 有料修正の単価
- 大幅な変更の定義
6. 納期と支払いスケジュール
安全な支払い例:
- 契約時: 30%
- 中間確認時: 40%
- 完成・納品時: 30%
一括前払いを要求する業者は避けましょう。
7. SEO対策の内容
基本SEO(無料で含まれるべき):
- titleタグ・meta descriptionの設定
- 見出しタグの適切な使用
- 画像のalt属性設定
有料SEO:
- キーワード分析
- コンテンツ制作
- 外部リンク対策
8. 保守・メンテナンス費用
月額保守に含まれるべき項目:
- WordPress本体・プラグインの更新
- セキュリティ監視
- バックアップ取得
- 簡易な修正対応
9. 著作権・所有権の帰属
重要な確認事項:
- サイトの著作権は誰に帰属するか
- 使用している画像の権利関係
- 他社への移管は可能か
10. 契約解除・変更の条件
トラブル回避のポイント:
- 制作会社側の契約解除条件
- クライアント側からの解除方法
- 中途解約時の費用精算方法
よくある失敗パターンと対策
失敗例1: 「基本料金」の罠
失敗談: 「基本料金30万円」という安価な見積もりに惹かれて契約したが、実際に必要な機能を追加すると総額120万円になってしまった。
対策: 基本料金だけでなく、完成時の総額見積もりを必ず取得する。
失敗例2: 修正回数の認識違い
失敗談: 「無料修正3回」と聞いていたが、1つのページの色変更だけで「1回」とカウントされ、想定していた修正ができなかった。
対策: 修正1回の定義を明確にする(ページ単位か、項目単位かなど)。
失敗例3: 運用開始後の問題
失敗談: 完成後にWordPressの管理画面が使いづらく、結局制作会社に更新作業を依頼することになり、月額費用が発生した。
対策: 操作研修の実施とマニュアル提供を契約に含める。
まず何をすべきか?
Step 1: 要件を整理する
以下の項目を事前に整理しておきましょう:
## 制作要件チェックリスト
- [ ] 必要なページ数と内容
- [ ] 必要な機能(お問い合わせフォーム、ブログなど)
- [ ] 更新頻度と更新者
- [ ] 予算の上限
- [ ] 希望納期
- [ ] 参考にしたいサイト
Step 2: 複数社から詳細見積もりを取得
最低3社からの見積もりを比較し、内容と価格のバランスを確認してください。極端に安い見積もりには注意が必要です。
Step 3: 契約書の詳細確認
今回ご紹介した10項目を参考に、契約書の内容を詳しく確認してください。不明な点は必ず質問し、書面で回答をもらいましょう。
まとめ:信頼できるパートナーを選ぶために
ホームページ制作は、単なる外注作業ではなく長期的なパートナーシップです。目先の安さだけでなく、透明性のある料金体系と、明確な契約内容を提示してくれる制作会社を選ぶことが重要です。
私たちFivenine Designでは、契約前の段階から詳細な仕様書を作成し、追加費用が発生する可能性がある項目については事前にすべてお伝えしています。「後から知らなかった」というトラブルを防ぐことが、良いホームページ制作の第一歩だと考えているからです。
もし現在、他社との契約内容について不安を感じている方や、これから制作会社を選ぼうと考えている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。20年の経験をもとに、適切なアドバイスをさせていただきます。