インフラ・運用 2026.01.05

500 Internal Server Errorの原因と解決方法【完全ガイド】

約12分で読めます

WebサイトでよくあるServer Errorを素早く解決。Apache/Nginx/PHP/Laravelなど環境別の対処法とチェックリストを実例つきで解説します。

サイトが突然見れなくなったとき、まず疑うべきエラー

「昨日まで正常だったWebサイトが突然見れない」「ユーザーから『エラーページが出る』と連絡が来た」─こんな経験はありませんか?

500 Internal Server Errorは、Webサイト運営において最も遭遇頻度の高いエラーの一つです。しかし、エラーメッセージだけでは具体的な原因がわからず、多くの方が「何から手をつければいいのか」で悩まれています。

神奈川でWeb制作を20年続けてきた当社でも、クライアントから「サイトが見れない」という緊急連絡を受けることは少なくありません。特に中小企業様では、IT担当者が限られているため、このようなトラブルが発生すると業務に大きな影響を与えてしまいます。

本記事では、500エラーの根本原因から具体的な解決手順まで、実際のトラブルシューティング経験をベースに詳しく解説します。Apache、Nginx、PHP、Laravelなど、様々な環境での対処法を網羅的にご紹介するので、あなたの環境に合った解決方法が必ず見つかるはずです。

500 Internal Server Errorとは何か?

500 Internal Server Errorは、Webサーバーが何らかの問題で正常にWebページを表示できない状態を示すHTTPステータスコードです。ユーザーには「このページは表示できません」といったエラーページが表示されます。

なぜこのエラーが発生するのか

500エラーの特徴は、問題がサーバー側にあることです。ユーザーのブラウザや通信環境は正常で、リクエスト自体はサーバーに届いているものの、サーバー内部で何らかの問題が発生してレスポンスを返せない状態です。

実際のクライアント事例では、「朝一番にサイトをチェックしたら500エラーが出ていて、前日夜には問題なかった」というケースが多く見られます。これは、夜間のバックアップ処理やシステム更新、ログファイルの肥大化などが原因となることが多いためです。

500エラーの発生原因別割合(当社調べ)
出典: Fivenine Design トラブルシューティング実績(直近2年間)

環境別トラブルシューティング手順

1. ログファイルの確認(最重要)

500エラーが発生した際、まず行うべきはログファイルの確認です。これなしに正確な原因特定は不可能と言っても過言ではありません。

# Apacheエラーログの確認
sudo tail -f /var/log/apache2/error.log

# 最新100行を表示
sudo tail -100 /var/log/apache2/error.log

# 特定の時刻以降のログを確認
sudo grep "$(date '+%Y-%m-%d %H')" /var/log/apache2/error.log

あるクライアントでは、毎朝9時頃に500エラーが発生する問題がありました。ログを確認すると、PHPのメモリ不足が原因でした。朝の時間帯にアクセスが集中し、メモリ使用量が上限に達していたのです。memory_limitを128MBから256MBに増加させることで解決しました。

2. PHPエラーの対処

PHPアプリケーションでの500エラーは、多くの場合コードの実行時エラーが原因です。

<?php
// PHPエラー表示を有効化(デバッグ用)
ini_set('display_errors', 1);
ini_set('display_startup_errors', 1);
error_reporting(E_ALL);

// メモリ不足対策
ini_set('memory_limit', '256M');

// 実行時間制限の調整
ini_set('max_execution_time', 300);
?>

よくあるPHPエラーパターン:

  • Fatal Error: 存在しない関数やクラスの呼び出し
  • Parse Error: 構文エラー(セミコロン忘れなど)
  • Memory Exhausted: メモリ不足
  • Maximum execution time exceeded: 実行時間制限超過

3. Laravel特有の問題

Laravelアプリケーションでは、フレームワーク特有の原因もあります。

# Laravelログの確認
tail -f storage/logs/laravel.log

# キャッシュクリア
php artisan cache:clear
php artisan config:clear
php artisan route:clear
php artisan view:clear

# パーミッション修正
chmod -R 775 storage bootstrap/cache
chown -R www-data:www-data storage bootstrap/cache

Laravelプロジェクトで特に注意すべきは、.envファイルの設定ミスです。データベース接続情報やAPP_KEYの不備で500エラーが発生するケースが非常に多く見られます。

# APP_KEYの生成
php artisan key:generate

# 設定キャッシュの再生成
php artisan config:cache

4. パーミッション関連の問題

ファイルやディレクトリのパーミッション設定が原因となることも多くあります。

# 一般的なWebサイトのパーミッション設定
find /var/www/html -type d -exec chmod 755 {} \;
find /var/www/html -type f -exec chmod 644 {} \;

# WordPress特有の設定
chmod 600 wp-config.php
chmod -R 755 wp-content/uploads

# 所有者の変更
chown -R www-data:www-data /var/www/html

よくある失敗パターンと対処法

失敗パターン1: 本番環境でデバッグモードをオンにしたまま

「エラーの詳細を知りたい」という理由で本番環境でデバッグモードを有効にし、そのまま放置してしまうケースです。これはセキュリティリスクとなります。

正しい対処法:

// 本番環境では必ずfalseに
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_DEBUG_LOG', true);  // ログは残す
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

失敗パターン2: ログファイルの肥大化を放置

あるクライアントでは、エラーログが10GBまで膨れ上がり、ディスク容量不足で500エラーが発生していました。

対策:

# ログローテーションの設定
sudo vi /etc/logrotate.d/apache2

# 手動でのログクリア(緊急時)
sudo truncate -s 0 /var/log/apache2/error.log

失敗パターン3: プラグインやモジュールの競合

WordPressプラグインの更新後に500エラーが発生した場合は、プラグイン同士の競合が疑われます。

段階的な対処法:

# 1. 全プラグインを無効化
mv wp-content/plugins wp-content/plugins_disabled

# 2. 一つずつ有効化してテスト
# 3. 問題のプラグインを特定
500エラー解決にかかる平均時間
出典: 当社トラブルシューティング実績

予防策とメンテナンス

定期監視の実装

500エラーを未然に防ぐためには、定期的な監視が不可欠です。

#!/bin/bash
# サイト監視スクリプト
URL="https://yoursite.com"
STATUS=$(curl -s -o /dev/null -w "%{http_code}" $URL)

if [ $STATUS -ne 200 ]; then
  echo "Site down: HTTP $STATUS" | mail -s "Alert: Site Error" [email protected]
fi

バックアップとロールバック戦略

ファイルとデータベースの定期バックアップは、問題発生時の迅速な復旧に欠かせません。

# MySQLダンプ作成
mysqldump -u user -p database_name > backup_$(date +%Y%m%d).sql

# ファイルのバックアップ
tar -czf site_backup_$(date +%Y%m%d).tar.gz /var/www/html

緊急時の連絡体制

500エラーが発生した際は、以下の順序で対応することをお勧めします:

  1. ログの確認とエラー原因の特定
  2. 一時的な復旧措置の実施
  3. 根本原因の解決
  4. 再発防止策の実装

当社でサポートしているクライアント様では、24時間監視体制により、平均15分以内での初動対応を実現しています。特に ECサイトや予約システムなど、ダウンタイムが直接売上に影響するサイトでは、このような迅速な対応が重要になります。

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まとめと次のステップ

500 Internal Server Errorは確かに厄介な問題ですが、適切なアプローチで必ず解決できます。最も重要なのは、ログファイルの確認から始めることです。感覚に頼らず、データに基づいて原因を特定する姿勢が、迅速な問題解決につながります。

今回ご紹介した方法で解決しない場合や、根本的な改善をお考えの場合は、専門家への相談も選択肢の一つです。当社では、このような緊急対応から予防的なシステム改善まで、20年の経験に基づくサポートを提供しています。

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