ビジネス

Web制作会社の選び方|見積もり比較で失敗しない5つの基準

約17分で読めます

見積もりが数十万円も違う理由とは?発注前に必ず確認すべき5つの基準(実績・技術力・コミュニケーション・保守体制・費用の透明性)を、神奈川20年超の制作会社が本音で解説します。

「なぜ見積もりがこんなに違うのか」と思ったことはありませんか?

同じような規模のホームページを依頼したのに、A社は80万円、B社は180万円、フリーランスのC氏は30万円——そんな経験をされた方は少なくありません。Web担当者や経営者の方から「どこに頼めばいいかわからない」「安いところに頼んで失敗した」という声を、私たちは日々のご相談の中で頻繁にお聞きします。

Web制作会社の選び方を誤ると、完成後にトラブルが続いたり、サイトが更新できなくなったり、担当者が退職してサポートが消えたり——本来の目的である「事業成長」に逆行する事態を招きます。

この記事では、発注を検討している経営者・Web担当者の方に向けて、見積もり比較で失敗しないための5つの判断基準を具体的に解説します。「読んで終わり」ではなく、「明日の打ち合わせで使える」内容を目指しました。


まず知っておくべき:見積もりがバラバラになる4つの理由

見積もりの金額差は「ぼったくり」でも「手抜き」でもなく、多くの場合は制作会社の構造的な違いから生まれています。

① 人件費の原価が違う

大手制作会社は営業・ディレクター・デザイナー・エンジニア・テスターが分業されています。各工程にプロが入るため品質は高まりますが、そのぶんコストも積み上がります。一方、小規模会社やフリーランスは1〜2名が複数の役割を兼任するため、同じ作業でも単価が低くなります。

② 使っている技術・ツールが違う

テンプレートを組み合わせてサイトを作るか、要件に合わせてゼロから開発するかで、工数は2〜5倍変わります。WordPressテンプレートを流用した制作と、LaravelやNext.jsを使ったカスタム開発では、見た目が似ていても中身の自由度・拡張性・セキュリティが大きく異なります。

③ 保守・運用まで含まれているかどうか

「制作費○○万円」の中に、公開後の更新対応・セキュリティ対策・サーバー管理が含まれているか否かで、実質的なコストは大きく変わります。安い見積もりの多くは、「作って終わり」で設計されています。

④ 会社のブランドコストや営業費用

知名度の高い制作会社は、広告費・展示会出展費・営業人件費が制作費に上乗せされています。あなたが払っているお金の一部は、実制作ではなく「会社の維持費」に使われていることがあります。


補助金ガイド

IT導入補助金の活用方法を解説

詳しく見る

制作会社タイプ別:特徴を正直に比較する

発注先を大きく3タイプに分けると、それぞれに明確な強みと弱みがあります。「どこが一番いいか」ではなく「自社の状況に何が合うか」で判断することが重要です。

比較項目大手制作会社中小制作会社フリーランス
費用感150万〜数百万円30万〜150万円10万〜50万円
制作品質の安定性
窓口の一貫性
カスタム開発への対応
スピード感
長期保守・サポート
担当者が変わらない
費用の透明性
SEO・マーケ連携

中小の制作会社は「大手ほど高くなく、フリーランスより安定している」というポジションにあります。特に窓口の一貫性長期保守の両立ができる点が、事業継続性を重視する経営者にとって大きなメリットです。


失敗しない5つの選定基準

基準① 実績:業種・規模・目的が近い案件があるか

ポートフォリオを見るとき、「デザインがきれいかどうか」だけで判断するのは危険です。重要なのは自社と近い業種・目的の案件実績があるかです。

飲食店のサイトと、BtoB製造業の製品案内サイトでは、設計思想がまったく異なります。問い合わせを増やしたいのか、採用強化なのか、EC販売なのか——目的別の実績を確認し、「似た課題を解いた経験があるか」を必ず聞いてください。

実績の確認ポイントとして、「公開後にそのサイトで成果は出ましたか?」と直接質問することをお勧めします。具体的な数字(問い合わせ件数の変化など)を答えられる会社は、目的を理解して制作している証拠です。

基準② 技術力:使っている技術が目的に合っているか

Web制作の技術は一種類ではありません。「何でWordPressを使うのか」「なぜこのシステムを選んだのか」を説明できない会社は、惰性でツールを選んでいる可能性があります。

目的別の技術選定の目安は以下の通りです:

  • 更新頻度が高い情報サイト・コーポレートサイト → WordPress(自分で更新できるシステム)
  • 複雑な会員機能・予約システム・独自ロジックが必要 → Laravel(PHP製フレームワーク)
  • 表示速度・SEOを重視したメディア・ECサイト → Next.js(高速表示に強い技術)

技術の名前を知る必要はありませんが、「なぜこの技術を選ぶのか」を聞いて、自社の目的に対する理由を説明できるかを確認してください。「うちはこれが得意だから」という回答は要注意です。

基準③ コミュニケーション:窓口は一人か、担当者はすぐ変わるか

Web制作で最もトラブルになりやすいのが「伝言ゲーム」です。営業担当が受注し、ディレクターに引き継ぎ、デザイナーに渡り、エンジニアが実装する——という流れの中で、最初の要件が変質してしまうケースは珍しくありません。

確認すべきポイントは次の3点です:

  • 打ち合わせに誰が出てくるか(営業だけでなく、実際に作る人が同席するか)
  • 質問・修正の窓口は誰か(担当者が一貫しているか)
  • 代表や上長が関与しているか(決断が速いか)

特に中小企業の発注では、担当者が途中で退職・異動して引き継ぎが曖昧になるリスクがあります。「担当者が変わっても対応できる体制があるか」 を事前に確認してください。

基準④ 保守体制:公開後のサポートが明確か

Webサイトは公開がゴールではありません。公開後に「問い合わせフォームが壊れた」「スマホで崩れている」「ハッキングされた」といったトラブルは、どんな優良会社が作ったサイトでも起こりえます。

保守契約の確認事項として最低限チェックすべきことは以下です:

  • 月額の保守費用はいくらか(相場:月1万〜5万円)
  • 対応範囲(更新作業・セキュリティ対策・バックアップ・障害対応)が明文化されているか
  • 緊急時(サイトダウン・不正アクセス)の連絡先と対応時間が決まっているか

「保守は必要になったら連絡ください」というスタンスの会社は、実際にトラブルが起きたとき後回しにされやすい傾向があります。保守体制が曖昧な会社への発注は、長期的なリスクと考えてください。

基準⑤ 費用の透明性:見積もりの内訳が説明できるか

「一式○○万円」という見積もりを出してくる会社には注意が必要です。内訳が見えないと、追加費用が発生したときの根拠が確認できません。

良い見積もりには、以下の項目が個別に記載されています:

  • ヒアリング・要件定義費
  • デザイン費(ページ数・修正回数の上限)
  • コーディング・開発費
  • テスト・品質確認費
  • 公開作業費
  • 初年度のサーバー・ドメイン費用
  • 保守・運用費(月額)

「修正は何回まで無料か」「ページ追加の単価はいくらか」を事前に確認しておくことで、公開後の追加費用トラブルを防げます。


よくある失敗パターンと、その回避策

初期費用が安いことは一見メリットに見えますが、保守費用が高額だったり、少し変更するたびに追加料金が発生したりするケースがあります。「制作費20万円」でも、その後の更新・保守で年間30万円かかるなら、トータルコストは高くなります。見積もりは初期費用だけでなく、**3年間の総コスト**で比較することを推奨します。
「○○のような機能も作れますか?」という質問に対し、実績のない会社が「できます」と答えることは珍しくありません。実際に着手してから「思ったより複雑で追加費用が必要」となるパターンは多いです。必ず「類似機能の実績を見せてください」と確認してください。
フリーランスや小規模会社では、担当者の独立・廃業・体調不良などで突然連絡が取れなくなるリスクがあります。ソースコード・サーバー情報・ドメイン管理権限を自社で保有しているか確認し、いざというときに別会社へ移行できる状態にしておくことが重要です。
「なんとなくこんな感じで」という口頭の指示だけで制作を進めると、完成物のイメージが食い違うトラブルの温床になります。ワイヤーフレーム(ページの設計図)や要件定義書を書面で確認・合意する工程を経る会社を選ぶべきです。
きれいなサイトが完成しても、検索エンジンに表示されなければ問い合わせは増えません。「サイトを作る」ことと「サイトで集客する」ことは別のプロジェクトです。SEO対策・コンテンツ戦略まで一緒に相談できる会社を選ぶと、投資対効果が大きく変わります。

特に注意が必要なパターン

以下に1つでも当てはまる会社との契約は慎重に検討してください:

  • 初回の打ち合わせで詳しいヒアリングなく即日で見積もりが出てきた
  • 「うちに任せれば全部やります」と言うが、具体的な進め方を説明できない
  • 契約書・発注書を用意しない、または「メールで大丈夫です」と言う
  • ポートフォリオのURLが軒並み404(ページが存在しない)になっている
  • 保守について聞くと「必要になったら連絡ください」としか言わない

Fivenine Designが選ばれる理由:20年の実績が支える「ワンストップ体制」

私たちFivenine Designは、神奈川を拠点に20年以上、中小企業のWeb制作・システム開発を手がけてきました。

最も特徴的なのは、代表が直接プロジェクトに関与する体制です。ヒアリングから納品後の保守まで、一貫して同じ担当者が窓口となるため、伝言ゲームによる要件の崩れや、担当変更によるサポート消滅が起こりません。

WordPress・Laravel・Next.jsの三つの技術を軸に、「なんとなくこれで」ではなく、お客様の事業目標から逆算して技術を選定しています。コーポレートサイトの刷新から、予約システムの開発、ECサイトの構築まで、一社でまとめてご相談いただけます。

「費用の透明性」についても徹底しており、見積もりは全工程の内訳・修正回数・保守費用を明記した形でご提示しています。

0年以上
制作実績
0+
対応サイト数
0技術
専門対応(WP/Laravel/Next.js)

まとめ:業者選定チェックリスト

Web制作会社を選ぶ際に、打ち合わせ前・提案後・契約前の各タイミングで確認すべき項目をまとめました。


よくある質問

まともな制作会社であれば、見積もり依頼に対して強引な営業は行いません。「見積もりを出しても断ることができる」のは当然の権利です。逆に、1回の問い合わせに対して過度なプッシュをしてくる会社は、顧客との関係構築よりも受注数を優先している可能性があります。Fivenine Designでは、見積もりのみのご依頼も歓迎しており、その後の営業電話は行っておりません。
積極的に取ることをお勧めします。相見積もりは失礼ではなく、適正価格を判断するための正当なプロセスです。2〜3社から取ることで、価格の相場感と各社の提案の質を比較できます。その際、各社に同じ要件書(ページ数・機能・目的)を共有することで、比較の精度が高まります。
予算が限られている場合は、「全部作る」より「核心機能に絞る」アプローチが有効です。例えば、採用強化が目的なら採用ページと問い合わせフォームを最優先し、それ以外は既存ページを流用するといった優先順位の整理から始めましょう。信頼できる制作会社であれば、予算に合わせた段階的な提案をしてくれます。「予算○○万円で何ができますか?」と正直に伝えることが、最善策への近道です。

補助金ガイド

IT導入補助金の活用方法を解説

詳しく見る

業務のデジタル化・Web化をお手伝いします

ITコンサルティング

ツール選定からWeb制作・システム構築まで、ビジネスのIT化をトータルで支援します

200件以上の制作実績 顧客満足度97% 初回相談無料

※ 通常1営業日以内にご返信します

次のアクション:まず何をすべきか

この記事を読んだ後、すぐに取り組めることを3つ挙げます。

1. 自社の目的を言語化する 「サイトを作り直したい」ではなく、「問い合わせを月○件増やしたい」「採用応募者を増やしたい」という具体的なゴールを先に決めてください。目的が明確なほど、制作会社の提案の質が上がります。

2. 上記のチェックリストを打ち合わせで使う 次回の制作会社との打ち合わせで、このチェックリストをそのまま持参してください。回答の質で、その会社の誠実さと実力がわかります。

3. 複数社に同じ要件で見積もりを依頼する 少なくとも2〜3社に相見積もりを依頼し、価格だけでなく「提案内容の深さ」で比較してください。

Fivenine Designでは、神奈川を中心に全国の中小企業・店舗のWeb制作・システム開発のご相談を承っています。「まだ要件が固まっていない」「何から始めればいいかわからない」という段階からのご相談も歓迎です。初回のヒアリングは無料で行っており、代表が直接対応いたします。

まずはお気軽にお問い合わせください。

この記事をシェア

業務のデジタル化、一緒に進めませんか?

Webサイト制作からシステム構築まで、御社のIT化をトータルでサポートします。 初回相談は無料です。

※ 1営業日以内にご返信いたします

この技術でお困りなら

無料でプロに相談できます

相談する
AIに無料相談