ビジネス 2026.04.10

ECサイト構築はShopify・WooCommerce・BASEどれを選ぶ?

約17分で読めます

Shopify・WooCommerce・BASEの費用・手数料・カスタマイズ性を徹底比較。EC参入を検討中の経営者が「どれを選べばいいか」を判断するための実践的なガイドです。

「とりあえずBASEで始めよう」が、後で大きな後悔になるかもしれません

こんな悩みはありませんか?

  • ECサイトを始めたいけど、どのサービスを選べばいいか分からない
  • ShopifyとWooCommerceの違いがよく分からない
  • 安く始めたいけど、拡張性も欲しい
  • 「とりあえず無料のBASEで始めよう」と思っているが、本当にそれでいいか不安

EC参入を検討している経営者の方から、こういったご相談を月に何件もいただきます。結論から言うと、プラットフォーム選びのミスは、後から修正するのに数十万円〜百万円以上のコストがかかります。最初の選択が、事業の成長速度を大きく左右するのです。

神奈川拠点のWeb制作会社として20年以上、30件以上のEC構築を支援してきた私たちFivenine Designが、Shopify・WooCommerce・BASEの「本当の違い」を経営判断に必要な視点で徹底解説します。


なぜプラットフォーム選びで失敗するのか

EC市場は年々拡大しており、2023年の国内BtoC-ECの市場規模は約24兆円を超えています。競合他社がECに参入しているなか、「様子を見る」という選択肢は機会損失につながります。

しかし問題は、「とにかく早く始めよう」と焦るあまり、プラットフォームの特性を十分に理解しないまま選んでしまうことです。

よくある失敗のパターンはこうです。

「無料だから」とBASEで始めた → 売上が伸びてきたら手数料が重くなった → 移行しようとしたら商品データの移行に数十万円かかった

あるいは逆に、「Shopifyが有名だから」と導入した → 日本の決済環境や送り状連携などのカスタマイズに追加費用がかかり続けた、というケースも少なくありません。

3つのプラットフォームはそれぞれ「想定しているユーザー像」が異なります。自社のビジネスモデル・規模・成長計画に合ったものを選ぶことが、長期的な成功につながります。


補助金ガイド

IT導入補助金の活用方法を解説

詳しく見る

3プラットフォームの特徴を正しく理解する

まず、それぞれの基本的な立ち位置を整理しましょう。

  • BASE:初心者・小規模販売向け。無料で始められるが、売上に応じた手数料が発生する
  • Shopify:世界170カ国で使われるグローバルEC特化プラットフォーム。月額固定費モデル
  • WooCommerce:WordPressのプラグインとして動作。自由度が最も高いが、技術的な知識が必要

費用・手数料・機能を徹底比較

ECサイト Shopify WooCommerce 比較において、最も重要なのは「トータルコスト」の視点です。月額費用だけでなく、決済手数料・アプリ費用・制作費まで含めて考える必要があります。

比較項目BASEShopifyWooCommerce
月額基本料金無料〜約3,650円〜サーバー代:月1,000円〜
決済手数料3.6%〜6.6%約3.4%(Shopifyペイメント)決済サービス次第(2〜3.6%)
販売手数料3%(スタンダード)なしなし
商品数の上限制限なし制限なし制限なし
独自ドメイン
カスタマイズ性△(テーマ範囲内)
デザイン自由度
SEO対応
日本語サポートコミュニティ中心
初期制作費の目安〜10万円30万〜80万円50万〜150万円

決済手数料の「見えないコスト」に注意

経営者の方が特に見落としがちなのが、売上が増えるほど重くなる決済手数料です。

例えば、月商500万円のショップで比較すると:

  • BASE(スタンダードプラン):決済手数料3.6% + 販売手数料3% = 実質6.6% → 月33万円の手数料
  • Shopify(ベーシックプラン):決済手数料3.4% → 月17万円の手数料
  • WooCommerce:決済サービスにもよるが2〜3% → 月10〜15万円の手数料

BASEは「無料で始められる」という入口の安さが魅力ですが、売上が月200万円を超えてくる頃にはShopifyやWooCommerceの方が圧倒的にトータルコストが低くなります

※Shopifyはベーシックプラン月額3,650円含む。WooCommerceはサーバー代・決済手数料2.1%で試算。


あなたのビジネスはどれを選ぶべきか?判断フロー

flowchart TD
    A[ECサイトを始めたい] --> B{月商の目標は?}
    B -->|50万円未満・お試し| C[BASE]
    B -->|100万円以上を目指す| D{海外販売・グローバル展開は?}
    D -->|予定あり| E[Shopify]
    D -->|国内のみ| F{デザインや機能のこだわりは?}
    F -->|テンプレートで十分| G[Shopify]
    F -->|完全オリジナルにしたい| H{自社にエンジニアがいる?}
    H -->|いる・または外注できる| I[WooCommerce]
    H -->|いない・コストを抑えたい| J[Shopify+カスタムテーマ]
    C --> K[将来的に移行を見据えて運用]
    E --> L[Fivenine Designに相談]
    G --> L
    I --> L
    J --> L

3プラットフォームの「向き・不向き」を正直に語る

BASEが向いているケース

BASEは「まずEC販売を試してみたい」「ハンドメイド作品を個人で販売したい」といった小規模・お試し段階に最適です。プログラミング不要で最短1日でショップを開けます。

ただし、以下のような事業者にはおすすめしません。

  • 月商200万円以上を見込んでいる
  • 在庫管理システムや基幹システムとの連携が必要
  • SEO強化やブログ連携で集客したい
  • 独自の世界観でブランドを構築したい

Shopifyが向いているケース

Shopifyは中規模以上の本格EC運営に向いています。世界中で使われているため、越境ECや多言語対応も比較的容易です。豊富なアプリ(6,000種類以上)で機能拡張できるため、「いまは小さくても将来大きく育てたい」という事業者に適しています。

注意点は、日本特有の商習慣(代引き・コンビニ払い・請求書払いなど)への対応が英語圏前提で設計されているため、日本向けのカスタマイズに追加コストがかかることです。私たちがShopify案件で最もよく聞く「失敗」は、アプリを追加しすぎて月額費用が想定の2〜3倍になってしまうケースです。

WooCommerceが向いているケース

WooCommerceは自由度と拡張性が最大の強みです。WordPressをベースにしているため、ブログやコンテンツマーケティングとの親和性が非常に高く、SEOに強いECサイトを作りたい事業者に特に向いています。

Fivenine Designでも、製造業のメーカーサイトにECを後付けしたいケースや、「自社の世界観を完全に表現したい」というケースではWooCommerceを提案することが多いです。

デメリットは、セキュリティ管理・サーバー管理・プラグインの更新など、運用の手間が他の2つより大きいこと。技術的なサポート体制がない事業者が単独で運用すると、不具合が起きたときの対処に困ることがあります。


よくある失敗パターンと、その回避策

失敗① 「BASEで売れ始めてから移行しようとしたら大変だった」

売上が伸びてShopifyやWooCommerceへ移行しようとした際、商品データ・顧客データ・注文履歴の移行に想定外のコストと時間がかかるケースが多発しています。移行費用の相場は30万〜80万円。最初から将来の規模を想定してプラットフォームを選ぶことが重要です。

失敗② 「Shopifyアプリを入れすぎて月額費用が跳ね上がった」

Shopifyはアプリで機能拡張するのが基本ですが、各アプリが月額500円〜5,000円程度の費用を取ります。レビュー管理・メルマガ・ポイントシステム・在庫管理・送り状連携……と必要機能を追加していくと、月額3万円以上になることも珍しくありません。導入前に必要機能を洗い出し、アプリコストを含めた総費用を試算することが必須です。

失敗③ 「WooCommerceを自社で運用していたらセキュリティに問題が起きた」

WordPressベースのWooCommerceは、プラグインの更新を怠ると脆弱性が生じるリスクがあります。ECサイトはクレジットカード情報を扱うため、セキュリティ管理は特に慎重であるべきです。WooCommerceを選ぶ場合は、定期的なメンテナンス契約を含めて検討してください。


Fivenine DesignのEC構築実績

私たちは神奈川を拠点に、これまで30件以上のECサイト構築を支援してきました。

0件以上
EC構築実績
0%
売上成長事例
0年以上
Web制作の実績

WordPressを用いたWooCommerce構築が得意で、特に既存のコーポレートサイトにEC機能を統合するプロジェクトでの実績が豊富です。また、Shopifyではカスタムテーマの開発やアプリの最適化を通じて、日本市場向けの使いやすいストアを提供してきました。

ある案件では、既存の卸売り専業の事業者がBtoC向けECに参入する際、WooCommerceで構築したECサイトのコンテンツSEO施策とあわせて運用したところ、開設から1年で売上が約180%成長するという結果につながりました。これは単なる「ECサイトを作った」だけでなく、どのプラットフォームを選ぶか・どう集客するかを最初から設計したことが大きな要因です。


まとめ:ECサイト成功の鍵は「最初の選択」にある

3つのプラットフォームに優劣はありません。大切なのは、自社のビジネス規模・目標・運用体制に合った選択をすることです。

改めて整理すると:

  • BASE → 月商50万円未満・お試し・ハンドメイド販売など小規模からのスタートに
  • Shopify → 月商100万円以上・グローバル展開・アプリで機能を柔軟に拡張したい場合に
  • WooCommerce → 完全オリジナルデザイン・SEO重視・既存WordPressサイトとの統合に

FAQ:よくある質問

A. 商品点数が少なければCSVエクスポートで対応できますが、顧客データ・注文履歴・レビューデータの移行は専門的な作業が必要です。また、デザインも一から構築し直す必要があるため、プロに依頼することをおすすめします。移行費用の目安は30万〜80万円程度です。
A. 月商が高い場合はトータルコストでWooCommerceの方が安くなるケースが多いです。ただし、サーバー代・セキュリティ管理・プラグイン費用・保守費用を含めると、Shopifyとの差は縮まります。月商500万円以上であれば明確にWooCommerceが有利になる傾向があります。
A. Shopify・WooCommerceどちらも、POSシステムや基幹システムとのAPI連携が可能です。ただし連携には開発が必要で、費用は20万〜100万円程度かかります。BASEは連携の選択肢が限られるため、実店舗との在庫一元管理を検討しているなら最初からShopifyかWooCommerceを選ぶことを強くおすすめします。

補助金ガイド

IT導入補助金の活用方法を解説

詳しく見る

業務のデジタル化・Web化をお手伝いします

ITコンサルティング

ツール選定からWeb制作・システム構築まで、ビジネスのIT化をトータルで支援します

200件以上の制作実績 顧客満足度97% 初回相談無料

※ 通常1営業日以内にご返信します

次のステップ:まず何をすべきか

プラットフォーム選びに迷った場合、最初にすべきことは「何を・誰に・どれくらい売るか」を数字で整理することです。目標月商・商品数・必要な機能を明確にするだけで、自ずと選択肢は絞られます。

Fivenine Designでは、EC参入を検討している事業者向けに無料相談を承っています。「まだ検討段階だけど話を聞いてみたい」という段階からでも構いません。プラットフォーム選定から設計・構築・運用サポートまで、神奈川を拠点に一貫してお手伝いします。

20年以上の実績と、30件以上のEC構築経験から、あなたのビジネスに最適な選択肢をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

この記事をシェア

業務のデジタル化、一緒に進めませんか?

Webサイト制作からシステム構築まで、御社のIT化をトータルでサポートします。 初回相談は無料です。

※ 1営業日以内にご返信いたします

この技術でお困りなら

無料でプロに相談できます

相談する
AIに無料相談