同じ要件でも50万円以上の差が出るWeb制作の見積もり。価格差の裏にある理由と、失敗しない制作会社の選び方を20年の実績から解説します。
Web制作の見積もりで困っていませんか?
「同じような内容なのに、A社は80万円、B社は130万円。なぜこんなに差が出るの?」 「安い見積もりを選んだら、後から追加料金が発生して結局高くついた...」 「技術的な説明をされても、どの会社が本当に良いのかわからない」
こんな悩みをお持ちのWeb担当者や経営者の方は多いのではないでしょうか。神奈川でWeb制作を20年以上手がけてきた私たちが、実際の案件で経験した価格差の理由と、損をしない業者選定のポイントをお伝えします。
なぜ50万円も差が出るのか?5つの理由
1. 開発手法の違いが生む工数差
先月、あるクライアントから「コーポレートサイトのリニューアル」で相談を受けました。他社の見積もりは160万円、弊社は110万円。50万円の差が生まれた最大の理由は開発手法の違いでした。
従来の手法(他社):
- 完全スクラッチ開発
- デザインから全て手作業
- 工数:約200時間
効率的な手法(弊社):
- WordPressベースのカスタマイズ
- テンプレートを活用した開発
- 工数:約130時間
結果として、同じ機能・デザインでありながら工数を35%削減し、コストを抑えることができました。
2. 見積もり項目の透明性
高い見積もりによくあるパターン:
- 「システム開発一式:100万円」
- 詳細な内訳が不明
- 追加費用の可能性あり
適切な見積もりの例:
WordPress構築:30万円
- テーマ開発:15万円
- プラグイン設定:5万円
- データ移行:10万円
デザイン制作:25万円
- トップページ:10万円
- 下層ページ(5ページ):15万円
3. 技術選定による将来コスト
あるECサイトの案件では、初期費用は同じでも運用コストに大きな差が生まれました。
A社提案:独自システム
- 初期費用:120万円
- 月額保守:5万円
- 機能追加時:都度見積もり
弊社提案:Laravel + 管理画面
- 初期費用:120万円
- 月額保守:2万円
- 自社での商品登録・更新が可能
// 管理画面での商品追加機能例
class ProductController extends Controller
{
public function store(Request $request)
{
$product = new Product([
'name' => $request->name,
'price' => $request->price,
'description' => $request->description
]);
$product->save();
return redirect()->route('products.index')
->with('success', '商品を追加しました');
}
}
結果: 年間36万円のランニングコスト削減に成功し、担当者が自分で商品情報を更新できるようになりました。
4. デザインクオリティと工数のバランス
5. アフターサポートの範囲
見落としがちなのがアフターサポートの違いです。安い見積もりほど、サポート範囲が限定的な傾向があります。
よくある失敗パターンと対策
失敗パターン1:最安値を選んで後悔
ある製造業のクライアントが最安値(60万円)の制作会社を選んだ結果:
- SSL証明書設定:別途3万円
- レスポンシブ対応:別途20万円
- SEO基本設定:別途10万円
- 最終的に93万円に
対策: 見積もり時に含まれる項目を明確に確認する
失敗パターン2:技術的な説明に惑わされる
「最新のNext.jsで高速サイトを構築」と提案されたが、実際にはWordPressで十分な要件でした。オーバースペックにより40万円のコスト増。
対策: 自社の要件に本当に必要な技術かを確認する
賢い業者選定の5つのチェックポイント
1. 見積もりの透明性
- 項目ごとに詳細な内訳がある
- 追加費用が発生する条件が明記されている
- 修正回数や範囲が明確
2. 技術選定の妥当性
- 要件に適した技術を選んでいる
- 将来の拡張性を考慮している
- 運用・保守のしやすさを配慮している
3. 実績とポートフォリオ
- 同業界での制作実績がある
- 制作事例の詳細な説明がある
- クライアントの声や成果が公開されている
4. サポート体制
確認すべき項目:
・納期後のサポート期間
・緊急時の対応時間
・バックアップの頻度
・セキュリティアップデートの対応
5. コミュニケーション
- 専門用語を分かりやすく説明してくれる
- レスポンスが早い
- 提案に根拠がある
具体的な見積もり比較の進め方
Step1: 要件を整理する
必須機能:
- お問い合わせフォーム
- 会社概要・サービス紹介
- ブログ機能
- SSL対応
- レスポンシブデザイン
あると良い機能:
- SEO対策
- アクセス解析
- SNS連携
Step2: 同じ条件で見積もり依頼
見積もり依頼テンプレート:
■ 基本情報
- サイト種類:コーポレートサイト
- ページ数:10ページ程度
- デザイン:シンプルで信頼感のあるもの
■ 必要機能
- お問い合わせフォーム
- ブログ機能(更新頻度:月2-3回)
- SSL証明書設定
- レスポンシブ対応
■ 希望納期
- 3ヶ月以内
■ 予算
- 80-120万円程度
Step3: 提案内容を比較表で整理
| 項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 基本制作費 | 80万円 | 100万円 | 95万円 |
| CMS | WordPress | 独自 | WordPress |
| デザイン修正 | 3回まで | 5回まで | 3回まで |
| 保守サポート | 月2万円 | 月3万円 | 月1.5万円 |
まとめ:失敗しない業者選定のために
Web制作の見積もりで50万円の差が出る理由は、開発手法・技術選定・サポート範囲の違いにあります。最安値を選ぶのではなく、総合的なコストパフォーマンスと長期的な運用を考慮した選定が重要です。
今すぐできること:
- 要件を明確にする:必要な機能と予算を整理
- 複数社から見積もり取得:最低3社は比較
- 詳細な質問をする:不明点は遠慮なく確認
- 実績を確認する:同業界での制作事例をチェック
- 長期的なコストを計算:初期費用だけでなく運用費も含めて比較
神奈川県内でWeb制作をご検討の企業様で、「適正価格でしっかりとしたサイトを作りたい」「技術的な判断に不安がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。20年の実績をもとに、お客様のビジネスに最適な提案をいたします。