ビジネス 2026.01.08

Web制作の相見積もりで50万円差が出る理由と賢い業者選定法

約10分で読めます

同じ要件でも50万円以上の差が出るWeb制作の見積もり。価格差の裏にある理由と、失敗しない制作会社の選び方を20年の実績から解説します。

Web制作の見積もりで困っていませんか?

「同じような内容なのに、A社は80万円、B社は130万円。なぜこんなに差が出るの?」 「安い見積もりを選んだら、後から追加料金が発生して結局高くついた...」 「技術的な説明をされても、どの会社が本当に良いのかわからない」

こんな悩みをお持ちのWeb担当者や経営者の方は多いのではないでしょうか。神奈川でWeb制作を20年以上手がけてきた私たちが、実際の案件で経験した価格差の理由と、損をしない業者選定のポイントをお伝えします。

なぜ50万円も差が出るのか?5つの理由

1. 開発手法の違いが生む工数差

先月、あるクライアントから「コーポレートサイトのリニューアル」で相談を受けました。他社の見積もりは160万円、弊社は110万円。50万円の差が生まれた最大の理由は開発手法の違いでした。

従来の手法(他社):

  • 完全スクラッチ開発
  • デザインから全て手作業
  • 工数:約200時間

効率的な手法(弊社):

  • WordPressベースのカスタマイズ
  • テンプレートを活用した開発
  • 工数:約130時間

結果として、同じ機能・デザインでありながら工数を35%削減し、コストを抑えることができました。

開発手法別の工数比較
出典: Fivenine Design実案件データ

2. 見積もり項目の透明性

高い見積もりによくあるパターン:

  • 「システム開発一式:100万円」
  • 詳細な内訳が不明
  • 追加費用の可能性あり

適切な見積もりの例:

WordPress構築:30万円
- テーマ開発:15万円
- プラグイン設定:5万円
- データ移行:10万円

デザイン制作:25万円
- トップページ:10万円
- 下層ページ(5ページ):15万円

3. 技術選定による将来コスト

あるECサイトの案件では、初期費用は同じでも運用コストに大きな差が生まれました。

A社提案:独自システム

  • 初期費用:120万円
  • 月額保守:5万円
  • 機能追加時:都度見積もり

弊社提案:Laravel + 管理画面

  • 初期費用:120万円
  • 月額保守:2万円
  • 自社での商品登録・更新が可能
// 管理画面での商品追加機能例
class ProductController extends Controller
{
    public function store(Request $request)
    {
        $product = new Product([
            'name' => $request->name,
            'price' => $request->price,
            'description' => $request->description
        ]);
        
        $product->save();
        
        return redirect()->route('products.index')
            ->with('success', '商品を追加しました');
    }
}

結果: 年間36万円のランニングコスト削減に成功し、担当者が自分で商品情報を更新できるようになりました。

4. デザインクオリティと工数のバランス

価格帯別の制作内容比較
出典: Fivenine Design調べ

5. アフターサポートの範囲

見落としがちなのがアフターサポートの違いです。安い見積もりほど、サポート範囲が限定的な傾向があります。

よくある失敗パターンと対策

失敗パターン1:最安値を選んで後悔

ある製造業のクライアントが最安値(60万円)の制作会社を選んだ結果:

  • SSL証明書設定:別途3万円
  • レスポンシブ対応:別途20万円
  • SEO基本設定:別途10万円
  • 最終的に93万円に

対策: 見積もり時に含まれる項目を明確に確認する

失敗パターン2:技術的な説明に惑わされる

「最新のNext.jsで高速サイトを構築」と提案されたが、実際にはWordPressで十分な要件でした。オーバースペックにより40万円のコスト増。

対策: 自社の要件に本当に必要な技術かを確認する

賢い業者選定の5つのチェックポイント

1. 見積もりの透明性

  • 項目ごとに詳細な内訳がある
  • 追加費用が発生する条件が明記されている
  • 修正回数や範囲が明確

2. 技術選定の妥当性

  • 要件に適した技術を選んでいる
  • 将来の拡張性を考慮している
  • 運用・保守のしやすさを配慮している

3. 実績とポートフォリオ

  • 同業界での制作実績がある
  • 制作事例の詳細な説明がある
  • クライアントの声や成果が公開されている

4. サポート体制

確認すべき項目:
・納期後のサポート期間
・緊急時の対応時間
・バックアップの頻度
・セキュリティアップデートの対応

5. コミュニケーション

  • 専門用語を分かりやすく説明してくれる
  • レスポンスが早い
  • 提案に根拠がある

具体的な見積もり比較の進め方

Step1: 要件を整理する

必須機能:

  • お問い合わせフォーム
  • 会社概要・サービス紹介
  • ブログ機能
  • SSL対応
  • レスポンシブデザイン

あると良い機能:

  • SEO対策
  • アクセス解析
  • SNS連携

Step2: 同じ条件で見積もり依頼

見積もり依頼テンプレート:

■ 基本情報
- サイト種類:コーポレートサイト
- ページ数:10ページ程度
- デザイン:シンプルで信頼感のあるもの

■ 必要機能
- お問い合わせフォーム
- ブログ機能(更新頻度:月2-3回)
- SSL証明書設定
- レスポンシブ対応

■ 希望納期
- 3ヶ月以内

■ 予算
- 80-120万円程度

Step3: 提案内容を比較表で整理

項目 A社 B社 C社
基本制作費 80万円 100万円 95万円
CMS WordPress 独自 WordPress
デザイン修正 3回まで 5回まで 3回まで
保守サポート 月2万円 月3万円 月1.5万円

補助金ガイド

IT導入補助金の活用方法を解説

詳しく見る

まとめ:失敗しない業者選定のために

Web制作の見積もりで50万円の差が出る理由は、開発手法・技術選定・サポート範囲の違いにあります。最安値を選ぶのではなく、総合的なコストパフォーマンスと長期的な運用を考慮した選定が重要です。

今すぐできること:

  1. 要件を明確にする:必要な機能と予算を整理
  2. 複数社から見積もり取得:最低3社は比較
  3. 詳細な質問をする:不明点は遠慮なく確認
  4. 実績を確認する:同業界での制作事例をチェック
  5. 長期的なコストを計算:初期費用だけでなく運用費も含めて比較

神奈川県内でWeb制作をご検討の企業様で、「適正価格でしっかりとしたサイトを作りたい」「技術的な判断に不安がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。20年の実績をもとに、お客様のビジネスに最適な提案をいたします。

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