WordPress 2026.02.03

WordPressがダウンして売上機会損失!緊急復旧で問い合わせを止めない5つのステップ

約14分で読めます

WordPress緊急ダウン時の迅速な復旧手順を詳細解説。売上機会損失を最小限に抑える実践的な5ステップとメンテナンスページ設定法を紹介します。

こんな状況に陥ったことはありませんか?

月曜日の朝、コーヒーを片手にオフィスに着くと、営業担当から緊迫した電話が…

「サイトが真っ白になって何も表示されない!昨日まで普通に動いていたのに!」

このような状況は、WordPressサイトを運営している企業なら誰もが直面する可能性があります。特に問い合わせフォームが機能しなくなると、その瞬間から売上機会を逃し続けることになるのです。

私たちFivenine Designでは、過去20年間で数多くの緊急復旧を手がけてきました。その経験から分かったのは、適切な手順で対応すれば、ほとんどのケースで30分以内に最低限の機能を復旧できるということです。

今回は、WordPressがダウンした時の緊急復旧手順を、実際の案件で培ったノウハウとともに詳しく解説します。

WordPressダウンの主な原因とその深刻さ

サイトダウンが売上に与える深刻な影響

まず、サイトダウンの影響を数字で見てみましょう。

実際に弊社のクライアントであるA社では、3時間のサイトダウンで通常の35%の問い合わせを失いました。月間売上1000万円の企業であれば、1日のダウンで約28万円の機会損失となる計算です。

WordPressダウンの典型的な原因

これまでの復旧経験から、WordPressダウンの原因は以下のパターンに集約されます:

特に厄介なのは、これらの問題が複合的に発生するケースです。例えば、プラグインの更新がメモリ不足を引き起こし、それがデータベースエラーに波及するといった連鎖反応が起こることもあります。

緊急復旧の5ステップ:実践的な手順

ステップ1:状況確認と初期対応(所要時間:3分)

まずは冷静に現状を把握することが重要です。パニックになって闇雲に操作すると、状況を悪化させる可能性があります。

確認すべき項目:

  • サイトの表示状況(エラーメッセージの内容)
  • 管理画面へのアクセス可否
  • 他のページの状況
  • サーバーの稼働状況

実際のケースでは、「サイト全体がダウン」と報告されても、調べてみると特定のページのみの問題だったことが30%程度あります。まずは全体像を把握しましょう。

ステップ2:メンテナンスページの緊急設置(所要時間:5分)

復旧作業中にユーザーが混乱しないよう、メンテナンスページを設置します。これにより「サイトが壊れている」という印象を避け、企業の信頼性を保つことができます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>メンテナンス中 - [会社名]</title>
    <style>
        body {
            font-family: Arial, sans-serif;
            text-align: center;
            padding: 50px;
            background-color: #f5f5f5;
        }
        .container {
            max-width: 600px;
            margin: 0 auto;
            background: white;
            padding: 40px;
            border-radius: 8px;
            box-shadow: 0 2px 10px rgba(0,0,0,0.1);
        }
        .contact {
            background-color: #e3f2fd;
            padding: 20px;
            border-radius: 5px;
            margin-top: 20px;
        }
    </style>
</head>
<body>
    <div class="container">
        <h1>現在メンテナンス中です</h1>
        <p>システムの改善作業を行っております。<br>
        ご不便をおかけして申し訳ございません。</p>
        
        <div class="contact">
            <h3>緊急のお問い合わせ</h3>
            <p>お急ぎの場合は以下までご連絡ください:</p>
            <p><strong>電話:03-XXXX-XXXX</strong><br>
            <strong>Email:[email protected]</strong></p>
        </div>
        
        <p><small>復旧まで今しばらくお待ちください</small></p>
    </div>
</body>
</html>

このHTMLファイルをmaintenance.htmlとして作成し、サーバーのルートディレクトリに配置します。同時に.htaccessでリダイレクト設定を行います:

RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_URI} !maintenance.html
RewriteCond %{REMOTE_ADDR} !^XXX\.XXX\.XXX\.XXX$
RewriteRule ^(.*)$ /maintenance.html [R=503,L]

ステップ3:プラグイン無効化による問題の切り分け(所要時間:10分)

最も効果的な初期対応は、プラグインの一括無効化です。これまでの経験では、約70%のケースでこの手順により復旧できます。

手順:

  1. FTPまたはcPanelでサーバーにアクセス
  2. /wp-content/plugins/ フォルダ名を一時的に変更
  3. サイトの復旧を確認
  4. プラグインを一つずつ有効化して原因を特定
# コマンドラインでの操作例
mv /wp-content/plugins /wp-content/plugins_disabled

プラグイン無効化でサイトが復旧した場合、問題のあるプラグインを特定するため、以下の優先順位で確認を進めます:

ステップ4:データベースとサーバーリソースの確認(所要時間:8分)

プラグイン無効化で解決しない場合、より深い部分に問題がある可能性があります。

データベース接続の確認:

<?php
// wp-config.phpの設定を使用してDB接続テスト
$connection = mysqli_connect(DB_HOST, DB_USER, DB_PASSWORD, DB_NAME);
if (!$connection) {
    die('データベース接続エラー: ' . mysqli_connect_error());
} else {
    echo 'データベース接続OK';
}
mysqli_close($connection);
?>

メモリ使用量の確認:

<?php
// 現在のメモリ使用量とリミットを確認
echo 'メモリリミット: ' . ini_get('memory_limit') . "<br>";
echo '現在の使用量: ' . memory_get_usage(true) / 1024 / 1024 . 'MB<br>';
echo 'ピーク使用量: ' . memory_get_peak_usage(true) / 1024 / 1024 . 'MB<br>';
?>

メモリ不足が原因の場合、wp-config.phpに以下を追加することで一時的に解決できます:

ini_set('memory_limit', '256M');

ステップ5:最小限の機能で仮復旧(所要時間:4分)

完全復旧に時間がかかる場合、最優先で問い合わせ機能だけでも復旧させます。これにより売上機会損失を最小限に抑えます。

シンプルな問い合わせフォームの作成:

<form action="contact_handler.php" method="post">
    <div>
        <label>お名前:</label>
        <input type="text" name="name" required>
    </div>
    <div>
        <label>メールアドレス:</label>
        <input type="email" name="email" required>
    </div>
    <div>
        <label>お問い合わせ内容:</label>
        <textarea name="message" required></textarea>
    </div>
    <button type="submit">送信</button>
</form>
<?php
// contact_handler.php - シンプルなメール送信処理
if ($_POST) {
    $name = htmlspecialchars($_POST['name']);
    $email = filter_var($_POST['email'], FILTER_SANITIZE_EMAIL);
    $message = htmlspecialchars($_POST['message']);
    
    $subject = "緊急問い合わせ: " . $name;
    $body = "名前: " . $name . "\n";
    $body .= "メール: " . $email . "\n";
    $body .= "内容: " . $message;
    
    mail('[email protected]', $subject, $body);
    echo "<p>お問い合わせを受け付けました。</p>";
}
?>

よくある失敗パターンと対処法

失敗パターン1:復旧作業中のさらなる破損

よくある状況:
焦って複数の修正を同時に行い、何が原因で何が解決策だったかわからなくなる。結果的に復旧に時間がかかってしまう。

対処法:
必ず一つずつ変更を加え、その都度結果を確認する。変更履歴をメモに残す習慣を身につけることが重要です。

実際のケースでは、あるクライアントで管理者が複数のプラグインを同時に有効化したため、どれが問題かわからなくなり、復旧に6時間を要したことがありました。

失敗パターン2:バックアップなしでの作業

よくある状況:
ダウンした状態でもバックアップを取らずに修正作業を開始し、状況を悪化させてしまう。

対処法:
緊急時でも、可能な限り現在の状態をバックアップしてから作業を開始します。

# データベースの緊急バックアップ
mysqldump -u username -p database_name > emergency_backup.sql

# ファイルのバックアップ
tar -czf emergency_files_backup.tar.gz /path/to/wordpress/

失敗パターン3:ユーザーへの説明不足

よくある状況:
技術的な復旧作業に集中するあまり、顧客やサイト利用者への説明を怠り、信頼を損ねてしまう。

対処法:
メンテナンスページの設置と並行して、SNSや他の連絡手段での状況説明を行います。

0分
問題発生確認
初期状況の把握
5分
メンテナンス告知
SNS・メールでの告知開始
15分
進捗報告
作業状況の中間報告
30分
復旧完了
復旧報告と謝罪

失敗パターン4:根本原因の放置

よくある状況:
一時的な復旧に成功したものの、根本原因を調査・解決せず、同じ問題が再発してしまう。

対処法:
復旧後は必ず根本原因の分析と恒久対策を実施します。サーバーログの確認、プラグインの競合テスト、リソース使用量の監視設定などを行います。

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まとめと継続的な対策

緊急復旧の成功要因

今回紹介した5ステップを適切に実行することで、多くのWordPressダウンは30分以内に最低限の機能を復旧できます。重要なのは、段階的なアプローチと冷静な判断です。

状況確認90%
メンテナンス設置95%
問題の切り分け85%
システム確認80%
仮復旧88%

今後のダウンタイム最小化への取り組み

緊急対応だけでなく、予防策も重要です。弊社では以下の継続的な取り組みをクライアントにご提案しています:

1. 監視体制の構築

  • 24時間サイト監視サービスの導入
  • 異常検知時の自動アラート設定

2. 定期的なメンテナンス

  • 月1回のプラグイン・テーマ更新
  • データベースの最適化
  • セキュリティチェック

3. 災害対策計画の策定

  • 緊急時の連絡体制整備
  • 復旧手順書の作成・共有

次のステップ:まず今すぐやるべきこと

この記事を読んだ今、以下のチェックリストを使って現在のサイトの安全性を確認してください。問題が発生してからでは遅いのです。

すぐに対応が必要な方へ

もし現在WordPressサイトで問題が発生していて、この記事の手順でも解決できない場合や、今後の安定運用に不安がある場合は、お気軽にFivenine Designまでご相談ください。

神奈川を拠点とする20年以上の実績を持つ私たちが、緊急復旧から恒久対策まで、企業のWebサイト運営を全面的にサポートいたします。WordPressの技術的な問題は、適切な知識と経験があれば必ず解決できます。

一人で悩まず、専門家に相談することで、安心してビジネスに集中できる環境を整えましょう。

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