WordPress 2025.12.28

WordPress多店舗サイト管理で失敗しない!マルチサイト運用の実践ガイド

約7分で読めます

複数の店舗サイトを効率的に管理したいなら、WordPressマルチサイト機能が最適です。設計から運用まで、20年の実績を持つ横浜のWeb制作会社が実践的なノウハウをお教えします。

複数店舗のサイト管理、こんな悩みありませんか?

  • 「各店舗のサイトを個別に更新するのが大変で、情報の統一ができていない」
  • 「WordPressのアップデートを店舗数分やるのが面倒で、セキュリティが心配」
  • 「店舗ごとにドメインやサーバーを分けているため、管理費用がかさんでいる」
  • 「新店舗オープンのたびに一からサイト構築していて、時間とコストがかかる」

もしこのような課題をお持ちなら、WordPressのマルチサイト機能を活用することで、劇的に管理効率を向上させることができます。

マルチサイト導入で実現する3つの変化

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1. 管理工数が80%削減される

ある飲食チェーンのクライアントでは、15店舗のサイトをマルチサイト化した結果、月20時間かかっていたサイト管理作業が月4時間まで短縮されました。WordPressやプラグインのアップデートが一括で行えるため、セキュリティ対策も確実に実行できるようになったのです。

2. 新店舗サイトが1日で立ち上がる

マルチサイト環境では、新しいサイトの追加が数クリックで完了します。テンプレートサイトを用意しておけば、店舗情報を変更するだけで即座に公開可能です。従来は1〜2週間かかっていた新店舗サイト構築が、わずか1日で完了するようになります。

3. 運用費用が大幅にコストダウン

個別にサーバーを契約していた場合と比較して、サーバー費用を60%以上削減できるケースが多く見られます。ドメイン管理も一元化でき、SSL証明書もワイルドカード証明書1つで全サイトをカバーできます。

失敗しないマルチサイト設計のポイント

サブドメイン vs サブディレクトリの選択

マルチサイトには2つの構成方法があります:

サブドメイン型:

shinjuku.example.com
harajuku.example.com
shibuya.example.com

サブディレクトリ型:

example.com/shinjuku/
example.com/harajuku/
example.com/shibuya/

私たちの経験上、店舗サイトにはサブドメイン型をおすすめしています。 理由は以下の通りです:

  • SEO的に各店舗を独立したサイトとして評価されやすい
  • 将来的に独立ドメインに移行する際の作業が簡単
  • 店舗スタッフにとってURLが覚えやすい

データベース設計の注意点

マルチサイトでは、テーブル構造が特殊になります:

-- 共通テーブル
wp_users
wp_usermeta
wp_blogs
wp_sitemeta

-- サイト固有テーブル(数字は site_id)
wp_2_posts
wp_2_postmeta
wp_2_options
wp_3_posts
wp_3_postmeta
wp_3_options

この構造を理解していないと、後々のカスタマイズやデータ移行で問題が発生します。特に、プラグインによってはマルチサイト対応していないものがあるため、事前の検証が重要です。

実際のマルチサイト構築手順

Step 1: wp-config.phpの設定

既存のWordPressサイトをマルチサイト化する場合、以下のコードを追加します:

/* Multisite */
define( 'WP_ALLOW_MULTISITE', true );

この設定後、管理画面の「ツール」→「ネットワークの設置」から初期設定を行います。

Step 2: .htaccessの更新

サブドメイン型の場合、以下のような.htaccessルールが自動生成されます:

RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]

# add a trailing slash to /wp-admin
RewriteRule ^wp-admin$ wp-admin/ [R=301,L]

RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -f [OR]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} -d
RewriteRule ^ - [L]
RewriteRule ^(wp-(content|admin|includes).*) $1 [L]
RewriteRule ^(.*\.php)$ $1 [L]
RewriteRule . index.php [L]

Step 3: DNS設定

サブドメイン型の場合、ワイルドカード設定が必要です:

*.example.com A 123.456.789.0

よくある失敗パターンと対策

失敗例1: プラグインの共有設定ミス

あるクライアントで、SEOプラグインをネットワーク全体で有効化したところ、全店舗のサイトマップURLが同じになってしまった事例がありました。

対策: 店舗固有の設定が必要なプラグインは、各サイト単位で個別に有効化する。

失敗例2: テーマのカスタマイズが全サイトに影響

ある店舗向けにカスタマイズしたCSSが、意図せず全店舗に適用されてしまい、デザインが崩れた事例があります。

対策: 子テーマの活用と、店舗固有のスタイリングは各サイトのカスタマイザーで設定する。

失敗例3: パフォーマンスの劣化

サイト数が増えるにつれて、管理画面の表示が遅くなった事例があります。

対策:

  • オブジェクトキャッシュ(Redis/Memcached)の導入
  • 不要なプラグインの整理
  • 定期的なデータベース最適化

運用フェーズで重要な管理体制

権限管理の設計

マルチサイトでは、以下のような権限レベルがあります:

  • スーパー管理者: 全サイトの管理権限
  • サイト管理者: 個別サイトの管理権限
  • 編集者: 投稿・固定ページの編集権限

店舗スタッフには「編集者」権限を付与し、本部スタッフが「サイト管理者」権限を持つ体制が効果的です。

定期メンテナンスの自動化

WP-CLIを使った定期メンテナンスで、運用を安定化できます:

#!/bin/bash
# 全サイトの更新チェック
wp core update --network
wp plugin update --all --network

# データベース最適化
for site_url in $(wp site list --field=url --network); do
    wp db optimize --url="$site_url"
done

まとめ:まず何から始めるべきか

マルチサイト導入を成功させるために、以下の順序で進めることをおすすめします:

  1. 現状の課題整理: 各店舗サイトの運用工数と費用を数値化
  2. 要件定義: サブドメイン/サブディレクトリの選択、必要な機能の洗い出し
  3. テスト環境での検証: 使用予定のプラグイン・テーマのマルチサイト対応確認
  4. 段階的移行: 一度に全店舗を移行せず、2〜3店舗でテスト運用

マルチサイト化により、店舗サイトの管理効率が劇的に向上し、新店舗展開のスピードアップとコスト削減を同時に実現できます。ただし、設計段階での判断ミスが後々大きな問題となるため、経験豊富な制作会社との相談をおすすめします。

Fivenine Designでは、20年以上のWordPress開発実績を活かし、お客様の事業規模に最適なマルチサイト設計をご提案しています。複数店舗のサイト運用でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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