2026年のインバウンド需要に向けて多言語サイトを急ぎで作ったものの、運用が回らずに放置...そんな失敗をしていませんか?20年の制作経験から見える成功パターンを解説します。
こんな悩みありませんか?
「2026年のインバウンド需要に向けて英語サイトを作ったけど、更新が追いつかない」 「翻訳の品質がバラバラで、海外からの問い合わせが期待通りに来ない」 「多言語プラグインを入れたら表示が崩れて、修正に時間がかかっている」
もしこのような状況でお困りでしたら、この記事は必ずお役に立ちます。横浜でWeb制作を20年以上続けてきた私たちが見てきた、WordPress多言語サイトで失敗する企業の共通パターンと、成功への道筋をお伝えします。
多言語サイト運用で失敗する5つの共通点
1. 「とりあえず英語版」で始めてしまう
あるクライアントでは、急いで英語サイトを立ち上げたものの、ターゲットとなる海外顧客のニーズを把握せずに日本語サイトをそのまま翻訳。結果として、海外からのアクセスはあるものの問い合わせにつながらない状況が続いていました。
失敗の原因:
- 市場調査なしでの多言語化
- 文化的な違いを考慮しないコンテンツ
- 現地のSEOキーワードを無視した翻訳
2. 自動翻訳に頼りすぎる
「まずは自動翻訳で始めて、後で調整しよう」と考える企業が多いのですが、これは大きな間違いです。私たちが手がけたリニューアル案件では、Google翻訳をそのまま使った製造業のサイトで、製品の専門用語が間違って翻訳されており、海外の取引先から「技術力に不安がある」という声が上がっていました。
// よくある失敗例:自動翻訳の結果をそのまま表示
// WPML等のプラグインでGoogle翻訳APIを直接連携
function auto_translate_content($content, $target_lang) {
// 危険:専門用語や固有名詞が誤訳される可能性
return google_translate($content, $target_lang);
}
3. 運用フローを考えずに構築する
技術的な実装に注力しすぎて、日々の更新作業を軽視する企業が少なくありません。ある不動産会社では、日本語で新着物件を追加するたびに、英語版の更新が2週間遅れる状況が続き、海外顧客から「情報が古い」というクレームが相次ぎました。
運用で見落とされがちなポイント:
- 翻訳依頼から公開までのワークフロー
- 画像内テキストの多言語化
- 問い合わせフォームの言語別対応
- 更新頻度の管理
4. SEO対策を日本語版と同じに考える
日本語版でうまくいったSEO戦略をそのまま英語版に適用しても効果は期待できません。私たちがサポートしたIT企業では、日本語の「システム開発」というキーワードを単純に「System Development」と翻訳していましたが、海外では「Software Development」や「Custom Solutions」の方が検索されていることが判明しました。
// 正しいアプローチ:言語別のSEO設定
function setup_multilingual_seo() {
if (get_locale() == 'en_US') {
// 英語圏向けのメタタグ設定
add_action('wp_head', function() {
echo '<meta name="keywords" content="custom software solutions, web development services">';
});
} elseif (get_locale() == 'ja') {
// 日本語向けのメタタグ設定
add_action('wp_head', function() {
echo '<meta name="keywords" content="システム開発,Web制作">';
});
}
}
5. プラグイン選びを価格だけで決める
「無料だから」「安いから」という理由でプラグインを選ぶと、後で大きな問題に直面します。ある製造業の企業では、無料の多言語プラグインを使っていましたが、サポートが終了してWordPressのアップデート後にサイトが表示されなくなり、急遽有料プラグインへの移行を余儀なくされました。
成功する多言語サイトの運用パターン
ターゲット市場を明確に定義する
成功している企業は、まず「どの国の、どんな人に、何を伝えたいか」を明確にします。私たちがサポートした観光業の企業では、台湾・香港の富裕層をターゲットに絞り、現地の旅行トレンドに合わせたコンテンツを作成。結果として、アジア圏からの予約が前年比200%増加しました。
段階的な多言語化を実施する
フェーズ1: 重要ページの翻訳(トップ、会社概要、主要サービス) フェーズ2: ブログ・ニュースの多言語化 フェーズ3: 問い合わせフォーム・採用情報の対応
この段階的なアプローチにより、運用負荷を抑えながら確実に多言語サイトを育てることができます。
運用しやすいCMS設計を心がける
// 運用効率を上げるカスタムフィールド設計例
function setup_multilingual_custom_fields() {
if (function_exists('acf_add_local_field_group')) {
acf_add_local_field_group(array(
'key' => 'group_multilingual_content',
'title' => '多言語コンテンツ管理',
'fields' => array(
array(
'key' => 'field_translation_status',
'label' => '翻訳ステータス',
'name' => 'translation_status',
'type' => 'select',
'choices' => array(
'pending' => '翻訳待ち',
'reviewing' => 'レビュー中',
'completed' => '完了'
)
)
)
));
}
}
2026年に向けて今すぐ始めるべき3つのアクション
1. 現状の多言語サイトを診断する
まずは以下のポイントをチェックしてください:
- 翻訳の品質は適切か
- 更新頻度は日本語版と同じか
- 海外からのアクセス解析は設定済みか
- 言語切り替えは分かりやすいか
2. 運用体制を整備する
- 翻訳担当者の確保
- 更新スケジュールの策定
- 品質チェック体制の構築
3. 技術的な基盤を見直す
適切なプラグイン選択と、将来の拡張性を考慮した設計が重要です。特に2026年までに複数言語への対応を予定している場合は、早めの基盤整備が成功の鍵となります。
まとめ:成功する多言語サイトは「運用」で決まる
WordPress多言語サイトの成功は、技術的な実装よりも運用設計で決まります。2026年のインバウンド需要を確実に取り込むためには、今から計画的な準備を始めることが重要です。
横浜のFivenine Designでは、20年以上のWeb制作経験を活かし、技術実装だけでなく運用まで見据えた多言語サイト構築をサポートしています。「うちの場合はどうすれば良いか分からない」という方は、お気軽にご相談ください。御社の事業に最適な多言語サイト戦略をご提案いたします。