WordPressで投稿が保存できないエラーに遭遇していませんか?20年の実績を持つWeb制作会社が、5つの主要原因と具体的な解決手順を実案件ベースで解説します。
WordPressで投稿が保存できなくて困っていませんか?
「更新に失敗しました。投稿を保存できませんでした。」
このエラーメッセージを見て、焦った経験はありませんか?
- 重要な記事を書き終えた瞬間にエラーが発生
- 何度「更新」を押してもグレーアウトしたまま
- せっかく作った記事が消えてしまった
- クライアントからの緊急更新依頼なのに対応できない
神奈川でWeb制作を20年続けてきた私たちFivenine Designも、数多くのクライアントからこのような緊急相談を受けてきました。「明日のイベント告知を今すぐ更新したいのに、WordPressが保存できない!」という切実な声に、夜中でも対応したことがあります。
しかし安心してください。このエラーには必ず原因があり、適切な手順で確実に解決できます。今回は実案件で培った経験をもとに、5つの主要な原因別の解決手順を詳しく解説します。
エラーが発生する5つの主要原因
WordPress「投稿が保存できません」エラーの背景には、複数の技術的要因が絡んでいます。私たちがこれまでに対応した案件データを分析した結果、以下の5つが主要な原因となっています。
最も多いのはプラグインの競合による問題で、全体の35%を占めています。あるクライアントのケースでは、SEO系プラグインとキャッシュプラグインが競合し、投稿保存時に内部通信がブロックされていました。
次に多いサーバーリソース不足(25%)は、特に共有サーバーを使用している中小企業のサイトで頻繁に発生します。記事に大量の画像を含む場合や、複数のユーザーが同時に編集作業を行う際に起こりやすい現象です。
原因別の具体的解決手順
1. プラグインの競合を解決する
まず最初に確認すべきは、プラグインの競合です。以下の手順で問題を特定します。
手順1: プラグインの一時停止
# FTPまたはcPanel経由でアクセス
# /wp-content/plugins/ フォルダ名を変更
mv plugins plugins_backup
手順2: 投稿保存テスト
新しいテスト投稿を作成し、保存が成功するか確認します。成功した場合、プラグインが原因です。
手順3: プラグインを1つずつ有効化
// wp-config.phpに一時的に追加(デバッグモード)
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);
各プラグインを有効化するたびに投稿保存をテストし、エラーが再発する時点で原因プラグインを特定できます。
実際のクライアント事例では、人気のページビルダープラグインとセキュリティプラグインが競合し、AJAX通信がブロックされていました。セキュリティプラグインの設定でページビルダーのリクエストを許可することで解決しました。
2. サーバーリソース不足への対処
サーバーのメモリ不足やタイムアウトが原因の場合、以下の設定変更が効果的です。
PHPメモリ制限の増加
// wp-config.phpに追加
ini_set('memory_limit', '512M');
ini_set('max_execution_time', 300);
ini_set('max_input_vars', 3000);
サーバー設定の確認
# .htaccessファイルに追加
php_value memory_limit 512M
php_value max_execution_time 300
php_value post_max_size 64M
php_value upload_max_filesize 64M
3. テーマの不具合チェック
カスタムテーマやテーマのカスタマイズが原因の場合があります。
デフォルトテーマでのテスト
一時的にTwenty Twenty-Fourなどのデフォルトテーマに切り替えて、投稿保存をテストします。成功した場合、現在のテーマに問題があります。
functions.phpの確認
// 問題を起こしやすいコード例
add_action('save_post', 'custom_save_function');
function custom_save_function($post_id) {
// 無限ループやエラーを起こす可能性のある処理
if (!wp_is_post_revision($post_id)) {
// 処理が重い、またはエラーを起こす可能性のあるコード
wp_update_post(array('ID' => $post_id)); // 危険:無限ループの原因
}
}
4. データベースエラーの修復
データベースの破損や接続エラーが原因の場合の対処法です。
データベース修復の実行
// wp-config.phpに一時的に追加
define('WP_ALLOW_REPAIR', true);
// https://yourdomain.com/wp-admin/maint/repair.php にアクセス
データベース接続の確認
// 接続テスト用のシンプルなスクリプト
$connection = mysqli_connect(DB_HOST, DB_USER, DB_PASSWORD, DB_NAME);
if (!$connection) {
die('Database connection failed: ' . mysqli_connect_error());
}
echo 'Database connection successful!';
mysqli_close($connection);
5. その他の技術的要因
ファイルパーミッションの確認
# 適切なパーミッション設定
find /path/to/wordpress/ -type d -exec chmod 755 {} \;
find /path/to/wordpress/ -type f -exec chmod 644 {} \;
chmod 600 wp-config.php
AJAX通信の確認
ブラウザの開発者ツールで、ネットワークタブを確認し、admin-ajax.phpへの通信でエラーが発生していないかチェックします。
よくある失敗パターンと対処法
失敗パターン1: バックアップを取らずに作業を開始
「急いでいたので、バックアップを取らずにプラグインを停止してしまい、サイトが真っ白になった」
このような相談を数多く受けてきました。必ず作業前には以下のバックアップを取りましょう。
必須バックアップ項目
- データベースの完全バックアップ
/wp-content/フォルダ全体wp-config.phpファイル.htaccessファイル
失敗パターン2: 複数の解決策を同時に実行
「メモリ制限の変更とプラグインの停止を同時に行ったため、どれが効果的だったか分からない」
問題の特定と再発防止のため、必ず一つずつ試し、その都度動作確認を行いましょう。
失敗パターン3: エラーログの確認を怠る
多くの場合、エラーログに具体的な原因が記録されています。
# エラーログの場所(一般的な例)
/var/log/apache2/error.log
/var/log/nginx/error.log
/wp-content/debug.log
→ PHPメモリ制限を増加
**Maximum execution time exceeded**
→ max_execution_timeを増加
**Call to undefined function**
→ プラグインやテーマのコード不具合
→ 全プラグインを一時停止
**テーマの切り替え**
→ デフォルトテーマに変更
**wp-config.phpの編集**
→ デバッグモードとメモリ制限の設定
解決後の効果と改善された業務フロー
これらの対処法を実施することで、クライアントの業務に以下のような劇的な改善が見られました。
特に印象的だったのは、ある製造業クライアントのケースです。毎週の製品情報更新が、エラー解決前は「2時間かかる苦痛な作業」だったのが、「15分で完了する日常業務」に変わりました。Web担当者の方からは「WordPressが怖くなくなった」という嬉しい言葉をいただきました。
まとめと次のステップ
WordPressの「投稿が保存できません」エラーは、適切な診断と段階的なアプローチで確実に解決できます。重要なのは、慌てずに原因を特定し、バックアップを取った上で対処することです。
今すぐ実行すべきアクション
もし上記の手順を試しても解決しない場合、または技術的な作業に不安がある場合は、専門家のサポートを受けることをお勧めします。Fivenine Designでは、このようなWordPressの技術的トラブルについて、緊急対応も含めたサポートサービスを提供しています。
20年の実績で培った経験をもとに、お客様のビジネスを止めることなく、迅速かつ確実に問題を解決いたします。お困りの際は、お気軽にご相談ください。