web-design 2026.01.10

サイト公開前チェックリスト完全ガイド【2024年版】

約11分で読めます

Web制作のプロが実際に使用するサイト公開前チェックリストを公開。基本設定からSEOまで、見落としがちなポイントも網羅した実践的ガイドです。

「サイトを公開したら真っ白になった」そんな悩みありませんか?

私たちFivenine Designには、以下のような相談が毎月のように寄せられます:

  • 「サイトを公開したら画像が表示されなくなった」
  • 「フォームからメールが送信されない」
  • 「スマートフォンで見たらレイアウトが崩れている」
  • 「検索エンジンに全然表示されない」

これらは全て、公開前のチェックが不十分だったことが原因です。せっかく時間をかけて作ったサイトが、チェック漏れで台無しになるのは本当にもったいないですね。

実際に、ある中小企業のお客様では、公開後に問い合わせフォームが機能していないことが発覚し、2週間もビジネス機会を逃してしまったケースがありました。その後、適切なチェックプロセスを導入したところ、公開後のトラブルがゼロになり、安心してサイト運営ができるようになりました。

今回は、私たちが20年以上の制作経験で培った「サイト公開前チェックリスト」を完全公開します。このガイドを実践すれば、公開後のトラブルを未然に防ぎ、ユーザーに最高の体験を提供できるサイトが完成します。

なぜ公開前チェックが重要なのか?

開発環境と本番環境の違いによるトラブル

Web制作では通常、開発環境でサイトを構築し、その後本番環境に移行します。しかし、この2つの環境には以下のような違いがあります:

開発環境と本番環境の主な違い

  • サーバーの設定やバージョン
  • ドメイン名とパス構造
  • SSL証明書の有無
  • データベースの接続情報
  • ファイルパーミッション

これらの違いにより、開発環境では正常に動作していた機能が、本番環境では動作しないという問題が頻繁に発生します。

SEOへの致命的な影響

公開直後にGoogleなどの検索エンジンがサイトをクロールすることがあります。この時にエラーページや不完全なコンテンツを発見されると、検索順位に長期的な悪影響を与える可能性があります。

実際に、あるクライアントサイトでは、公開時にnoindexタグが残っていたため、3ヶ月間検索結果に表示されないという事態が発生しました。適切なチェックリストがあれば防げた問題です。

公開前チェック実施による効果比較
出典: Fivenine Design調べ(過去2年間の案件データより)

【基本設定編】技術的な設定チェック

1. サーバー・ドメイン設定の確認

DNS設定の確認

まず、ドメインが正しく設定されているかを確認します。以下のコマンドでDNSの浸透状況をチェックできます:

# DNSの確認
nslookup yourdomain.com

# より詳細な確認
dig yourdomain.com A
dig yourdomain.com MX

SSL証明書の確認

HTTPS接続が正常に機能しているかを確認します。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示され、証明書が有効期限内であることを確認してください。

# SSL証明書の有効期限確認
openssl s_client -connect yourdomain.com:443 -servername yourdomain.com | openssl x509 -noout -dates

2. ファイルパスとリンクの確認

絶対パスと相対パスの使い分け

開発環境と本番環境でパスが変わる場合があります。WordPressの場合は以下のような書き方を推奨します:

<!-- 悪い例:ハードコーディング -->
<img src="http://localhost/images/logo.png">

<!-- 良い例:動的パス生成 -->
<img src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/images/logo.png">

Laravelの場合:

<!-- 悪い例 -->
<img src="/storage/images/logo.png">

<!-- 良い例 -->
<img src="{{ asset('storage/images/logo.png') }}">

3. データベース接続の確認

本番環境でのデータベース接続情報が正しく設定されているかを確認します。

WordPress(wp-config.php)

// 本番環境用の設定
define('DB_NAME', 'production_db');
define('DB_USER', 'production_user');
define('DB_PASSWORD', 'secure_password');
define('DB_HOST', 'localhost');

// デバッグモードを無効に
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_DEBUG_LOG', false);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

Laravel(.env)

APP_ENV=production
APP_DEBUG=false
APP_URL=https://yourdomain.com

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=production_db
DB_USERNAME=production_user
DB_PASSWORD=secure_password

4. パフォーマンス設定の確認

画像最適化の確認

画像のファイルサイズが適切かを確認します。以下のツールを使用して一括チェックができます:

# 大きすぎる画像ファイルを検索
find . -name "*.jpg" -o -name "*.png" | xargs ls -lh | awk '$5 > "1M" {print $9, $5}'

キャッシュ設定の確認

.htaccessファイルにキャッシュ設定が含まれているかを確認:

# ブラウザキャッシュの設定
<IfModule mod_expires.c>
    ExpiresActive on
    ExpiresByType text/css "access plus 1 year"
    ExpiresByType application/javascript "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/png "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/jpg "access plus 1 year"
    ExpiresByType image/jpeg "access plus 1 year"
</IfModule>

【コンテンツ確認編】ユーザー体験の最終チェック

1. 全ページの表示確認

ページレスポンスの確認

各ページが正常に表示されるかを確認します。404エラーページも含めて、すべてのページをチェックしましょう。

// 全ページのレスポンス確認用JavaScript
const urls = [
    '/',
    '/about',
    '/services',
    '/contact',
    '/404'
];

urls.forEach(async (url) => {
    try {
        const response = await fetch(url);
        console.log(`${url}: ${response.status}`);
    } catch (error) {
        console.error(`${url}: Error - ${error}`);
    }
});

2. レスポンシブデザインの確認

複数デバイスでの表示確認

以下のブレークポイントで表示を確認します:

  • スマートフォン:320px〜767px
  • タブレット:768px〜1023px
  • デスクトップ:1024px以上

Chromeの開発者ツールを使用して効率的にチェックできます:

/* 確認用のメディアクエリ */
@media (max-width: 767px) {
    /* スマートフォン用スタイル */
    .container {
        padding: 10px;
    }
}

@media (min-width: 768px) and (max-width: 1023px) {
    /* タブレット用スタイル */
    .container {
        padding: 20px;
    }
}

3. 画像・メディアファイルの確認

画像の代替テキスト(alt属性)

SEOとアクセシビリティの観点から、すべての画像にalt属性が設定されているかを確認します:

<!-- 悪い例 -->
<img src="product.jpg">

<!-- 良い例 -->
<img src="product.jpg" alt="高品質なWebサイト制作サービスのイメージ">

読み込み速度の確認

Google PageSpeed Insightsやライトハウスを使用して、ページの読み込み速度を測定します。

【フォームテスト編】重要な機能の動作確認

1. お問い合わせフォームのテスト

送信機能の確認

フォームの送信が正常に動作するかをテストします。実際にテストメールを送信して確認しましょう。

// WordPress用のフォーム送信テスト
function test_contact_form() {
    $to = '[email protected]';
    $subject = 'テスト送信';
    $message = 'フォームテストメッセージ';
    $headers = array('Content-Type: text/html; charset=UTF-8');
    
    $result = wp_mail($to, $subject, $message, $headers);
    
    if($result) {
        echo '送信成功';
    } else {
        echo '送信失敗';
        error_log('Mail sending failed');
    }
}

2. バリデーション機能の確認

入力チェックの動作確認

以下のパターンでバリデーションをテストします:

  • 必須項目の未入力
  • メールアドレス形式の不正入力
  • 電話番号の不正入力
  • 文字数制限の超過
// フォームバリデーション例
function validateForm() {
    const email = document.getElementById('email').value;
    const emailRegex = /^[^\s@]+@[^\s@]+\.[^\s@]+$/;
    
    if (!emailRegex.test(email)) {
        alert('正しいメールアドレスを入力してください');
        return false;
    }
    
    return true;
}

3. セキュリティ設定の確認

CSRF対策の確認

クロスサイトリクエストフォージェリ対策が実装されているかを確認します:

// Laravel CSRF トークン
@csrf
<input type="hidden" name="_token" value="{{ csrf_token() }}">

// WordPress nonce
wp_nonce_field('contact_form_action', 'contact_form_nonce');

【SEO設定編】検索エンジン最適化の最終確認

1. メタタグの確認

titleタグとmeta descriptionの設定

各ページに適切なタイトルと説明文が設定されているかを確認します:

<!-- 良い例 -->
<title>神奈川のWeb制作会社 | Fivenine Design - 20年の実績</title>
<meta name="description" content="神奈川県を拠点とするWeb制作会社Fivenine Designです。Laravel、WordPress、Next.jsを使った高品質なWebサイト制作を20年以上にわたって提供しています。">

2. robots.txtの確認

検索エンジンのクローラーに対する指示が適切かを確認します:

# 本番環境用robots.txt
User-agent: *
Allow: /

# 不要なページの除外
Disallow: /admin/
Disallow: /wp-admin/
Disallow: /wp-includes/

# サイトマップの指定
Sitemap: https://yourdomain.com/sitemap.xml

3. サイトマップの生成と送信

XML サイトマップの確認

Google Search Consoleにサイトマップが正しく送信されているかを確認します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
    <url>
        <loc>https://yourdomain.com/</loc>
        <lastmod>2024-01-01</lastmod>
        <changefreq>weekly</changefreq>
        <priority>1.0</priority>
    </url>
</urlset>

4. 構造化データの確認

Schema.orgマークアップ

構造化データが正しく実装されているかをGoogleの構造化データテストツールで確認します:

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Organization",
  "name": "Fivenine Design",
  "url": "https://fivenine-design.com",
  "address": {
    "@type": "PostalAddress",
    "addressRegion": "神奈川県"
  }
}

よくある失敗パターンと対処法

パターン1:画像パスの間違い

症状:開発環境では画像が表示されるが、本番環境で表示されない

原因:絶対パスでローカル環境のパスが指定されている

対処法

<!-- 修正前 -->
<img src="file:///Users/developer/project/images/logo.png">

<!-- 修正後 -->
<img src="./images/logo.png">

パターン2:フォームメールが届かない

症状:フォーム送信後、確認メールが管理者に届かない

原因

  • メールサーバーの設定不備
  • スパムフィルターによる自動削除
  • 送信元アドレスの設定ミス

対処法

// 送信元アドレスを適切に設定
$headers = array(
    'From: [email protected]',
    'Reply-To: [email protected]',
    'Content-Type: text/html; charset=UTF-8'
);

パターン3:スマートフォンでレイアウト崩れ

症状:PC では正常だが、スマートフォンで表示が崩れる

原因:viewportの設定不備、固定幅の使用

対処法

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
/* 固定幅から可変幅へ */
.container {
    width: 100%; /* width: 1200px; から変更 */
    max-width: 1200px;
    margin: 0 auto;
}
公開後によく発生するトラブルの割合
出典: Fivenine Design 過去案件分析データ

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まとめ:安心してサイト公開するために

サイト公開前のチェックは、単なる作業ではなくユーザー体験の品質を保証する重要なプロセスです。チェックリストを活用することで、公開後のトラブルを大幅に減らし、ビジネス目標の達成につながるWebサイトを完成させることができます。

私たちの経験では、このチェックリストを実践したクライアントは:

  • 公開後のトラブルが90%以上削減
  • ユーザーからの問い合わせ品質が向上
  • 検索エンジンでの表示順位が安定
  • サイト運営に対する不安が解消

という成果を実感されています。

次のステップ:今すぐできること

  1. 現在のサイト状況を把握:既存サイトがある場合は、このチェックリストで現状確認
  2. チェック体制の構築:社内でチェック担当者を決める
  3. 定期的な見直し:月1回程度の定期チェックを実施

もし技術的な部分で不安を感じたり、より詳細なサポートが必要でしたら、お気軽にFivenine Designまでご相談ください。20年以上の実績を活かし、あなたのサイト公開を成功に導きます。

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