WordPress 2026.01.05

WordPress「真っ白な画面」の原因と復旧方法|死の白画面(WSOD)完全解決ガイド

約13分で読めます

WordPressサイトが真っ白になる「死の白画面(WSOD)」の原因と復旧方法を、プラグイン競合からメモリ不足まで、FTPやデバッグ手順を交えて詳しく解説します。

こんな悩みありませんか?

  • WordPressサイトを開いたら真っ白な画面で何も表示されない
  • 管理画面にもログインできない状態になってしまった
  • プラグインを更新した直後に画面が白くなった
  • 「どこから手をつけていいかわからない」と途方に暮れている

WordPressユーザーなら一度は経験する可能性がある「死の白画面(White Screen of Death / WSOD)」。突然サイトが真っ白になると、まさにパニック状態になりますよね。

Fivenine Designでは20年以上Web制作を手がけてきましたが、この白画面トラブルは本当によく相談される問題の一つです。しかし、正しい手順を踏めば必ず復旧できるのも事実です。

真っ白な画面(WSOD)とは?

「死の白画面(White Screen of Death)」とは、WordPressサイトでPHPエラーが発生した際に、エラーメッセージの代わりに真っ白な画面だけが表示される現象です。

本来であればエラーメッセージが表示されるべきところを、WordPressのセキュリティ機能により隠しているため、このような状態になります。

なぜエラーが隠されるのか?

エラーメッセージには以下のような情報が含まれることがあります:

  • サーバーの詳細情報
  • ファイルパス
  • データベース情報

これらの情報が悪意のある第三者に見られると、セキュリティリスクが高まるため、WordPress側で非表示にしているのです。

WordPress白画面エラーの主な原因割合
出典: Fivenine Design サポート実績調べ

復旧作業前の準備

1. 冷静になる

まず大切なのは冷静になることです。あるクライアントでは、慌てて色々なファイルをいじってしまい、余計に状況を複雑にしてしまったケースがありました。

2. バックアップの確認

もしバックアップがある場合は、復旧作業と並行してバックアップからの復元も検討しましょう。ただし、最新の投稿やデータが失われる可能性があるため、まずは以下の手順を試してみることをお勧めします。

3. 必要なツール

復旧作業に必要なツールを準備しましょう:

  • FTPクライアント(FileZilla等)
  • テキストエディタ(メモ帳、Sublime Text等)
  • サーバーのログイン情報

デバッグモードを有効にして原因を特定

真っ白な画面の原因を特定するため、まずはエラーメッセージを表示させましょう。

wp-config.phpの編集

  1. FTPでサーバーに接続
  2. WordPressのルートディレクトリにあるwp-config.phpをダウンロード
  3. テキストエディタで開く
  4. 以下のコードを追加
// デバッグモードを有効化
define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', true);

// エラー表示を強制的に有効化
ini_set('display_errors', 1);
ini_set('display_startup_errors', 1);
error_reporting(E_ALL);
  1. ファイルをサーバーにアップロード
  2. サイトを再読み込み

この設定により、具体的なエラーメッセージが表示されるようになります。

原因別の復旧方法

1. プラグイン競合の解決

最も多い原因がプラグインの競合です。特に複数のプラグインを同時に更新した場合によく発生します。

解決手順

  1. FTPでサーバーに接続
  2. /wp-content/plugins/フォルダ名をplugins-disabledに変更
  3. サイトが復旧するか確認
  4. 復旧した場合は、プラグインを一つずつ有効化
# コマンドラインの場合
mv plugins plugins-disabled

プラグインの個別確認方法

  1. plugins-disabledフォルダをpluginsに戻す
  2. 各プラグインフォルダを個別に名前変更
  3. 問題のあるプラグインを特定

あるクライアントでは、キャッシュプラグインとSEOプラグインの組み合わせで競合が発生していました。個別に無効化することで、原因を特定できました。

2. テーマの問題

現在のテーマを無効化

  1. FTPで/wp-content/themes/にアクセス
  2. 現在使用中のテーマフォルダ名を変更
  3. WordPressが自動的にデフォルトテーマに切り替わります
// または、wp-config.phpに追加してデフォルトテーマを強制使用
define('WP_DEFAULT_THEME', 'twentytwentyfour');

テーマのカスタマイズが原因の場合

多くの場合、functions.phpの記述エラーが原因です:

  • PHP構文エラー(;の付け忘れ等)
  • 重複する関数定義
  • 存在しない関数の呼び出し

3. PHPメモリ不足の解決

WordPressサイトの成長に伴い、メモリ不足が発生することがあります。

メモリ制限の確認と増加

wp-config.phpに追加:

// メモリ制限を512MBに増加
ini_set('memory_limit', '512M');

.htaccessに追加:

# PHPメモリ制限
php_value memory_limit 512M
php_value max_execution_time 300
php_value max_input_vars 3000
一般的なWordPressサイトのメモリ使用量推移
出典: Fivenine Design 運用サイト分析データ

4. .htaccessファイルの問題

.htaccessファイルの記述エラーも白画面の原因となります。

一時的な無効化

  1. FTPで.htaccess.htaccess-backupに名前変更
  2. サイトが復旧するか確認
  3. 復旧した場合は、.htaccessの記述を確認

よくある.htaccessエラー

# ❌ 間違った記述例
RewriteEngine On
RewriteRule ^(.*)$ index.php [QSA,L
# 閉じ括弧が不足

# ✅ 正しい記述
RewriteEngine On
RewriteRule ^(.*)$ index.php [QSA,L]

5. PHPバージョン非互換

古いWordPressやプラグインが新しいPHPバージョンに対応していない場合があります。

確認方法

サーバーの管理画面で現在のPHPバージョンを確認し、必要に応じて以前のバージョンに一時的に戻してみましょう。

// PHPバージョンを確認するファイルを作成
<?php
echo 'PHP Version: ' . PHP_VERSION;
phpinfo();
?>

データベースエラーの対処法

データベース関連のエラーの場合は、以下を確認しましょう。

wp-config.phpの設定確認

// データベース設定
define('DB_NAME', 'データベース名');
define('DB_USER', 'ユーザー名');
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
define('DB_HOST', 'localhost');

データベース修復

wp-config.phpに以下を追加:

// データベース自動修復を有効化
define('WP_ALLOW_REPAIR', true);

その後、https://yoursite.com/wp-admin/maint/repair.phpにアクセス。

重要:修復後は必ずこの行を削除してください。

復旧後の重要な作業

1. デバッグモードの無効化

サイトが復旧したら、セキュリティのため必ずデバッグモードを無効にします:

// wp-config.phpで設定を戻す
define('WP_DEBUG', false);
define('WP_DEBUG_LOG', false);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

2. バックアップの実行

復旧した状態で、すぐにバックアップを作成しましょう。

3. セキュリティチェック

  • WordPress本体のアップデート
  • プラグインのアップデート
  • 不要なプラグインの削除

よくある失敗パターンと注意点

失敗パターン1:慌てて複数の対処を同時実行

あるクライアントでは、プラグイン無効化と.htaccess編集を同時に行い、どちらが効果的だったか分からなくなってしまいました。一つずつ順番に対処することが重要です。

失敗パターン2:バックアップを取らずに作業

ファイルを編集する前は、必ず元のファイルをバックアップしましょう。

失敗パターン3:デバッグモードの有効化したまま放置

デバッグモードを有効にしたまま放置すると、セキュリティリスクが高まります。復旧後は必ず無効化してください。

予防策:白画面を防ぐ日常管理

定期的なバックアップ

  • 週1回の自動バックアップ設定
  • 重要な変更前の手動バックアップ

ステージング環境での検証

本番環境に反映する前に、ステージング環境でのテストを推奨します。

プラグイン・テーマの管理

  • 不要なプラグインの定期的な整理
  • 更新前の互換性確認
  • 信頼できる開発元からの導入

まとめ:まず何をすべきか

WordPressの真っ白な画面に遭遇したら、以下の順番で対処してください:

  1. 冷静になる:慌てずに一つずつ対処
  2. デバッグモード有効化:原因の特定
  3. プラグイン無効化:最も多い原因から確認
  4. テーマ確認:デフォルトテーマに切り替え
  5. メモリ・.htaccess確認:その他の一般的な原因をチェック

正しい手順を踏めば、ほとんどの場合は自力で復旧できます。

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復旧できない場合は専門家にご相談を

ただし、以下のような場合は無理をせずに専門家にご相談ください:

  • データベースが破損している疑いがある
  • 複数の原因が重複していて特定が困難
  • 重要なビジネスサイトで長時間停止できない
  • FTPやファイル編集に不安がある

Fivenine Designでは、WordPress緊急復旧サービスを提供しています。20年以上の実績で培った技術力で、迅速かつ安全に復旧いたします。

「サイトが真っ白になって困っている」 「自分で作業するのが不安」 「すぐに復旧させたい」

このような状況でしたら、お気軽にご相談ください。まずは現在の状況をお聞かせいただければ、最適な解決策をご提案いたします。


神奈川のWeb制作会社 Fivenine Design
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